花嫁修業編の完結巻です。
今回も様々な展開と決着が織り成され、蜂蜜並みの甘さも健在ですね!
いつもよりもリヒャルトの心情をなぞる様なシーンが多かったように思えたので、
甘いゆえの切なさ、のような印象も受けて読み応えがありました。
以下は少し内容に触れますのでご注意を。
今回、亡命先から帰還したリヒャルトの従兄弟であるフィデリオが本格的に
物語に入ってきました。
似ている、と思わせる二人ですが、リヒャルトが真面目な天然魔性なら、フィデリオは
飄々としたプレイボーイ気質でしょうか。ミレーユを含めたこの3人の間で色々と展開があります。
他にも見所がたくさんですが、とくにシャロン、ギルフォード、ルドヴィック、でしょうか。
牢獄の人達も、まだ不気味な影を落とし続けています。
そしてミレーユの、あの一本筋の通った明るさと力強さはあいかわらず可愛らしくて頼もしい!
しかし理由があったとはいえリヒャルトを寝室に引っ張り込んだときはどうしようかと(笑)
鉄壁の理性の箍が外れそうになりながらも、そのままなし崩し的に、とはいかないのが彼。
すぐさま部屋のすみでお説教モードになるのが愛しいです(笑)
と、いつもならそんな二人に頬が緩んで終わりなのですが、リヒャルトの方がいつもより
トラウマと重責を負ってしまっているので、この甘さが切なかったですね。
ただ力強く前を見据える姿勢は、二人が揃えば不動!と逆に見せつけられた感じです(笑)
また登場人物たちの過去に対して真摯に向き合う姿勢が、いいな、と思いました。
甘んじてうやむやにしてしまうでもなく、根に持つでもなく、気持ちいい、と感じました。
そして個人的にはレルシンスカ嬢の想い人発覚が色々と衝撃的過ぎました!
実は物凄くお似合いなのでは?という感じです。信念とかがでしょうか。
そう気付くと、個人的に色々な意味でとても胸がときめくようなカップルになりそうなので、
二人に春が来るようひっそり応援していきたいです!