パン屋の娘・ミレーユは、有力な貴族を父親に持つ。
双子の兄・フレッドの身代わりとして、
過去何度か王宮で働いたりもし、
フレッドの親友リヒャルトとも親しくなった。
ミレーユの、超スローテンポの恋と、暴走気味の冒険のお話。
今回は、シアラン大公の公女をめぐる陰謀が
事件の核になっています。
皇太子やフレッドたちが知略をめぐらせるなか、
周りをちょろちょろ暴走しながら活躍するミレーユ、という
これまでのパターンを踏襲していますが
今回のミレーユは、フレッドの身代わりとしてではなく
ほとんど女の子姿のままの活躍です。
そのためかどうか、リヒャルトもちょっと踏み込んできて
すこしだけ恋も進展している感じがします。
けれどリヒャルトや、彼の妹の素性などが明らかになり
物語の冒険はぐっと深刻化しそうなので
この先の恋愛ばなしがどう進展するのか、ちょっと心配です。
パン屋の後継者争いに敗れたミレーユへのプロポーズを聞いた
リヒャルトの動転や、
ミレーユの身代わりをするフレッド、
フレッドの身代わりをしたミレーユにときめいて悩む王子など
おもしろい挿話がいっぱいで、楽しかったです。