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身もフタもない日本文学史 (PHP新書)
 
 

身もフタもない日本文学史 (PHP新書) [新書]

清水 義範
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本人がエッセイを書く時、女は清少納言に、男は兼好になる。
「枕草子」のように自らのセンスを誇り、「徒然草」のように世の中を叱って
己を自慢するのだ。伝統の力の、何と偉大なことよ!
希代(きたい)のパスティーシュ作家が、現代まで連なる日本文学の伝統と、
名作の凄さやつまらなさをざっくばらんに語る。日本文学史の「背骨」をわし掴みにする快作!
<本書の「雑談」の一部>
◎「源氏物語」の世界文学史上稀な文体はなぜ生まれたのか
◎短歌のやりとりはメールである
◎なぜ芭蕉は田舎の悪口を書くのか
◎大衆文学の誕生――西鶴と近松
◎「浮世風呂」はケータイ小説?
◎なぜ漱石の小説は現代人が読んでもスラスラ読めるのか
◎近代文学者は自分にしか興味がない
◎江戸川乱歩の苦悩、福島正実のこだわり

内容(「BOOK」データベースより)

日本人がエッセイを書く時、女は清少納言に、男は兼好になる。「枕草子」のように自らのセンスを誇り、「徒然草」のように世の中を叱って己を自慢するのだ。伝統の力の、何と偉大なことよ!希代のパスティーシュ作家が、現代まで連なる日本文学の伝統と、名作の凄さやつまらなさをざっくばらんに語る。「源氏物語」の世界文学史上稀な文体はなぜ生まれたのか。なぜ芭蕉は田舎の悪口を書くのか。なぜ漱石の小説は現代人が読んでもスラスラ読めるのか…。日本文学史の「背骨」をわし掴みにする快作。

登録情報

  • 新書: 213ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/7/16)
  • ISBN-10: 4569709834
  • ISBN-13: 978-4569709833
  • 発売日: 2009/7/16
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書|Amazonが確認した購入
「身もフタもない」というタイトルが表すところは、
「こんな分量で日本文学史を語るところに無理がある」という
著者の自分ツッコミ的な意味と
「短歌はメールのやり取りに似ている」など、
現代にも通じる卑近な例で名作を身近に引き寄せてくるあたりの力技を称して、
というところのようだ。
一見近寄りがたく格調高いとされる純文学などのあれこれなども
その作者の的確な分析でその作品もおのずと根幹が見えてくるものだな〜と思わされた。
やはり清水義範は人間観察と人間理解に長けている。
結局作品には作者の人間性そのものが、これほど色濃く溢れ出てるものなんだという
当たり前のことを、氏の導きによってつくづく考えさせられる。

本著は「雑談」という仕切りによって日本文学史を語る。
「雑談9」の白樺派のあたりの記述はほんとにおもしろかった。
この部分が一番「身もフタもない」という感じ。笑ってしまった。

最終の「雑談10」がまとめにかかりすぎてる感があり、ちょっとあわただしい。
せめて「雑談13」ぐらいまでないといくら「駆け足で」なんていっても猛スピードすぎるような・・・。
久しぶりに読み終わるのが惜しいほど楽しい本だったので、
最終章の「早送り」的なまとめが残念だったかも・・・・。

今度は世界文学史も読ませてもらいたいなと思います。是非!
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yon
形式:新書
機械的に、味気なく、文学史を丸暗記していた学生の頃に読みたかった。
日本の文学の流れが、よくわかる。
平安時代の、歌のやりとりが、現代のメールと同じだ、という話。じつになるほど!だった。
平安時代って、なんか四六時中、こまごまとやりとりして、めんどくさそうだと思っていたけど、なんのことはない、今の時代にやってることと同じだなあ・・と思うと、すごく身近に思えて、親近感持って読めそう。
江戸から、近代にかけての日本文学についても、その分析が面白いし、同感。
もっと、読みたい、と思った。これは、文学史を受験用に丸暗記して、つまんないなあと思っている学生にも、なつかしいなあ、この本読んでないけど、題名と作者は覚えたよなっていう大人にも、とってもお勧めだと思う。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:新書
それぞれの章に「雑談」と冠して、源氏物語から戦後のSFまで、現代の日本人の生活との共通点など面白い切り口で「文学史」を展開しています。特に明治までが、そうやって読み物は発達してきたのだなと理解で気、また「なるほど」と思わせるような面白い見解を示してくれます。
が、昭和以降はすごい駆け足で、嫌いな作家の話は笑えるけれど、気に入っている作家への決めつけには「それはないでしょう」と苦笑してしまいました。それは作家の数、出版される本の数が桁違いだから仕方のないことですが。
読んでいる最中は面白く、読後は一寸賢くなった気にさせてくれる本でした。
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