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身ぶりと言葉 (ちくま学芸文庫)
 
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身ぶりと言葉 (ちくま学芸文庫) [文庫]

アンドレ ルロワ=グーラン , Andr´e Leroi‐Gourhan , 荒木 亨
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

先史学・社会文化人類学の泰斗の代表作。人の生物学的進化、人類学的発展、大脳の発達、言語の文化的機能を壮大なスケールで描いた大著。

内容(「BOOK」データベースより)

人類の進化の本質とは、突き詰めてみれば何なのか。本書は人間を動物から区別する二つのもの「身ぶり」と「言葉」から、この大きな問いに迫ってゆく。ここで言う「身ぶり」とはたんなるしぐさに留まらない。技術を含む文化的行動様式いっさいを含んでいる。二足歩行によって頭蓋と手足を発達させた人類が、いかにして「知性」を育み、記憶を外部のアーカイブに託していったのか。その後の文明的価値観に大きな変更をもたらした新たな「欠乏と制御」とは。壮大なパースペクティヴのもと、人の進化に理論的かつ実証的に迫った、スリリングな大著。

登録情報

  • 文庫: 680ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2012/1/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 448009430X
  • ISBN-13: 978-4480094308
  • 発売日: 2012/1/10
  • 商品の寸法: 15.3 x 10.9 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
 言語と道具、農耕・牧畜の地形的起源、都市と階級の成立に関心がある…文明と社会の成立にあたって本質的なことは何だったのか…そんなことに関心がある人には本書をお奨めいたします。文明を生み出した「有機的起源」…表現はしばしば難解ですが壮大な文明史を貫く要素と力学が極めてシンプルに語られています。

 垂直位(二足歩行)の獲得とともに歯が小さくなり、眼窩上隆起が小さくなると、大脳皮質の面積が増大し、それが顔と手の神経領域が発展するための基礎となりました。これが文明を生み出した形質人類学的な基礎となったのです。

 BC3500年、金属と書字(エクリチュール)が生まれました。

 線型的な表記に閉じ込められる前、言葉は統合的な表象能力を持っていました…言葉が螺旋を描きながら、器や盃の表面に世界秩序を表していたような遥か昔の話です。そしてリズムやフォルム、価値など有力な象形(言葉と象徴)の元に人々は集まりそれが民族の起源となったのです。
 また、特定の用途に関しては道具を発達させることによって対応した人類は、逆に自らは特殊化を免れて限りなく一般化することになりました。すなわち道具があったから人類は状況に過剰適応することなくあらゆる方向に伸び広がる文明と文化を作れたということでしょう。

 農耕は守るべき蓄積を生み出し、監視と防御のため人類社会は集団化の方向に進みました。都市の起源は一種の「防御陣形」にあったということに外なりません。

 資産と同時に時間も貯えられましたが、よくよく考えてみますと道具の、ひいては文明の進歩を生み出す源泉としては、本質的には時間が唯一重要なものだったと言えるでしょう。
 また、時間と空間の表現は人類が社会化される基本的な形式となりました。たとえばそれは軍人や僧侶など高度な組織体においては時間の区分とリズムの創出が中心的な組織原理になったということです。

 王・廷臣・軍人・司祭など都市の構成単位としての社会階級が成立しましたが、職人はそういった明確な属性を持たず個別の技能に基づいた背景的な職業集団を形成しました。王都の住人であるからプロレタリアとも違う職人たち…決して歴史の主役として物語の中心をなすことは無かったが、重要なというよりは背景的な都市の構成単位として王都周辺の居住区域は現代まで引き継がれていると言えそうです。
 社会階級の成立はまた経済の始まりでもあり(例えば支配階層の過剰な設備投資)、現代にも繋がる社会と政治経済の基本的な構成は歴史の黎明には既に成立していたと言えます。
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形式:文庫
■人間が、他の動物とは異質の「知性」と「文明」を獲得していく過程を、
偶然、必然の境界を越えて、たんたんと事実を示し、説明していく圧巻。

■著者が、人類に属しながら、このような人類史を描くのも、
人類ならではと思うと、この本の立ち位置のすごみがわかる。

■映画「2001年宇宙の旅」のモノリスが、類人猿に伝えたメッセージというのは、
本書のような「身ぶりと言葉」に関するプログラムだったのではないだろうか?
と思える。

■なぜ、こんなスゴイ本が、埋もれているのだろうか?
誰か、この本の埋もれている理由がわかっていたら、教えてほしい。

■この本は、読みようによっては、現代人のモノリスともいえる。
2012年のマヤ予言が心配な人には、新しい希望の時間軸のプレゼントになる。
人類は、滅びの予感に不安がっている場合ではない。
新しい時代を開くための、新しい身ぶり、新しい言葉を創造しなければならない。
そのような時間や空間は、一世代では間に合わないほど広く深い。

■一人でも多くの人に、もっと、この「2100円の文庫本」に光を当ててほしい。

■帯と巻末に、編集工学研究所の松岡正剛さんが言葉を寄せています。
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