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躍進する新興国の科学技術 (ディスカヴァーサイエンス) (Dis+Cover Science)
 
 

躍進する新興国の科学技術 (ディスカヴァーサイエンス) (Dis+Cover Science) [新書]

科学技術振興機構 研究開発戦略センター 海外動向ユニット
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

安い労働力や、豊富な天然資源を背景に、経済成長を続けてきた新興諸国。
中国が「世界の工場」から「科学技術大国」に脱却、成長しつつあるのと同じ道をたどって、
それら新興国の科学技術も、これから加速度的に進歩すると見こまれている。

ロシアのソユーズはなぜいまだに高い信頼を得ているのか?
韓国サムスン電子の急成長を支えた「地域専門家制度」とは?
多国籍企業はなぜイスラエルに続々と研究所を設立するのか?・・・。

知られざる新興国の科学技術を、各国の風土的背景もふくめて解説する。
30年後の世界のパワーバランスを変えるのは、躍進する新興国の科学技術かもしれない!?

内容(「BOOK」データベースより)

中国に続け!とばかりに、急成長を続ける新興国。経済の発展にともない、その科学技術力は実力を増してゆく!ロシアの「枯れたロケット技術」とは?ブラジルがサトウキビから作り出す燃料とは?なぜ、イスラエルを建国したユダヤ教徒にはノーベル賞受賞者が多いのか?知られざる新興国の科学技術を解説する。

登録情報

  • 新書: 272ページ
  • 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2011/5/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4799310151
  • ISBN-13: 978-4799310151
  • 発売日: 2011/5/21
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 300,750位 (本のベストセラーを見る)
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20世紀後半は、いわゆる先進国がその科学技術力をビジネスに展開して世界経済を牽引してきた。しかしながら、21世紀に入ると、伸び悩む先進国を尻目に、BRICsなどの新興国の経済成長が目立つようになってきた。本書を読むと、新興国が現在の成長を達成できたのも納得できる。本書では、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ、韓国、イスラエル、東南アジア、台湾が新興国・地域として取り上げられている。(BRICsの中心国である中国については、別途、出版される由)上記の国々の科学技術政策について共通するのは、自国の特長を生かすための選択と集中が行われているという点である。例えば、人口が多い、資源が豊か、国民の教育レベルが高い、あるいは国の歴史・風土・国民性や自然環境など、各々の国の特長を生かせるように、重点産業分野を選択し、その産業を一層発展させるような科学技術分野に集中して高度化を進めている点が読み取れる。
これらの国や地域が多岐の科学技術分野全般に渡ってレベルを高めるということはないであろうが、選択して集中した科学技術分野については、早晩、国際レベルに達するであろうと思われる。
 本書では、各国の特長と、選択・集中した科学技術分野について、具体例をあげながら簡潔に説明してある。また、最終章に、各国・地域の政治経済力を中心とした国力、科学技術力の比較データがまとめて掲載してあるが、参考になるデータである。新興国の科学技術を網羅的に知るには好著である。
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途上国は中進国へ、中進国は先進国へと這い上がろうと必死だ。中進国になるには人材育成のための大学の整備と海外企業の誘致がポイントであるが、先進国の仲間入りを果たすには科学技術振興が不可欠である。大学院の充実や競争的資金の増額も重要である。ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ、韓国、イスラエル、東南アジア、台湾の科学技術振興策がトピックスを挙げて紹介されている。それぞれの国は自国の特徴を生かした科技振興を展開中だ。ロシアは強力な軍事技術の活用、インドはIT技術の重点化、ブラジルはバイオ技術の重点化だ。それぞれの特徴が面白く描かれている。科学技術は普遍的な学問と考えられがちであるが、国民性や歴史を活かした展開方法があるのだと改めて知らされた。なお、隣国中国は論文を5年間で倍増するという躍進ぶりだが、本書には書かれていない。豊富なデータはJST中国総合研究センターが取りまとめてネット上で公表しているから参考にするといいだろう。日本はこれらの国々に追跡されているという自覚を持って、科学技術の振興を図るべきである。
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