長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出会う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が会ったことがあるという話に強い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中学校時代に奇妙な出会いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報を収集する熱狂的なオリチャンファンであった。
物語の冒頭部分を読んだだけで、読者は期待を裏切らない作品であることを予感するだろう。特に最初の7行がすばらしい。ぜひ声に出して読んでいただきたい。この作家に生来的に備わったシーン接続の巧みさや、魅力的な登場人物の設定に注目させられる作品でもある。高校1年生の女の子の、連帯とも友情とも好意ともつかない感情を、気になる男子の「もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい」思いへと集約させていく感情と行動の描写も見事だ。現在19歳の作者でなければ書くことができない独自の世界が表現されている。 (榎本正樹) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。
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個人的には好感がもてる要素も裏を返せば、
”作者が言いたい事を直接書いている”ことであり、
これは小説の完成度からすれば、マズいです・・。
『結論』
彼女を本物の『プロ』として尊重するならば、
マネジメントサイドは心を鬼にして、
著者を叩いて育成するべき。
芸能界がアイドルを扱うような、
”旬の時期だけ食って使い捨て”の
メンタリティでない事を切に願います・・。
二回、読んだが作者の半径数の狭い世界を、洗練されてない文章で工夫なく綴った中間風俗小説という印象は変わることがなかった。この小説の作者が、中年以降の女性であったら、これほどの騒がれかたをされただろうか。
さらさらと手のひらから零れ落ちた砂のように、読後、なんの感慨も残らない薄っぺらな小説だ。
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