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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
予想以上のパワフルな面白さ! 茶川賞受賞も、これなら納得,
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レビュー対象商品: 蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA) (文庫)
以前、「異形コレクション」のシリーズで読んだ著者の短編から強烈な印象を受けたこともあり、装丁にも惹かれて読んでみることにした。読む前は、駄洒落満載の馬鹿馬鹿しいだけの話なんだろうと思っていたのだが、どうしてどうして、読み始めたら止まらないストーリーそのものの面白さにあふれていた。 ウルトラセブンに夢中になった思い出をくすぐってくれ、いっそ清々しいまでのアホなスケールの話の展開に引き込まれた「地球最大の決戦 終末怪獣エビラビラ登場」。 そして、「怨臭の彼方に」の話には笑った笑った、腹の皮がよじれるくらいに。美貌の男優が、永遠の命と引き換えにある取引をして、それが凄いことになっていく話。筒井康隆の「関節話法」を読んだ時以来かなあ、こんなにぐふぐふ笑ったのは。電車の中とか待合室とかで読んでたらと思うと……。そうじゃなくて、ああ、よかった。 なお、表題作「蹴りたい田中」が第130回茶川賞を受賞している。にもかかわらず、謎の失踪を遂げた田中啓文氏。そこには一体どんな経緯があったのか? 山田正紀、恩田陸、菅 浩江といった著名な寄稿諸氏のあきれ顔、困惑顔が透けて見えるような文章に、決してめげることなどないだろう田中氏の今後の活躍に、一読者として大いに期待したい。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
このタイトルで爆笑した方お勧めです!,
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レビュー対象商品: 蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA) (文庫)
まず紅い帯の「芥川賞受賞!」の文字が目を引きます。しかし良く見ると「茶川賞」???。なんじゃこりゃ?!。そんな賞あるんかいな?。「41歳の瑞々しい感性が描く青春群像」何それ?。 後は駄洒落SF短編のオンパレードです。 しかし駄洒落だけでなく構成に一捻り利かされていて又々ニヤリ。 そして短編の頭にある寄稿が又爆笑!。 シャレのわかるSFファンの方お勧めです。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
時間を無駄にしたい諸氏に。,
By じょぜ (日本) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA) (文庫)
この本を読む事は時間の無駄であり、何の得る処もない。この点は初めに云っておかなければなるまい。表題からも想像される通り、端的に云って下らない小説である。 SF的なアイデアや、ストーリーテリングは秀逸ながら、駄洒落、と云うのも勿体ないようなどうしようもない語呂合わせと、下品で尾篭な笑えないギャグが横溢しており、宝の持ち腐れ、否、持ち「腐らせ」と云った印象が強い。 つまり、本書は、貴重な時間をただただ無為に蕩尽する、と云う最高に贅沢な読書体験を与えてくれる究極の一冊なのである。 文化と云うものは生命維持に無用である処にその真髄がある。その意味で、読むと何かの役に立つような凡百の不純な小説などとは、はっきりと一線を画す、小気味よいほどに純粋な物語がここにはある。 潔癖なまでに芸術至上主義的であり、けだし傑作と云えよう。
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