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蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)
 
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蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA) [文庫]

田中 啓文
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

第二次大戦下で鬱屈する少年兵たちの、複雑な心象を描破した珠玉作「蹴りたい田中」で第130回茶川賞受賞後、突如消息を絶った伝説の作家・田中啓文。その稀有なる才能を偲んで、幼少時から出奔までの偉大なる生涯を辿る単行本未収録作8篇+αを精選、山田正紀、菅浩江、恩田陸などゆかりの作家・翻訳家・編集者らによる証言、茶川賞受賞時の貴重なインタビュウ「未到の明日に向かって」までを収録した遺稿集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

田中 啓文
1962年、大阪府生まれ。神戸大学卒。1993年、長篇『凶の剣士』が第2回集英社ファンタジーロマン大賞に佳作入選して作家デビュー。『十兵衛錆刃剣』などのヤングアダルトSFを発表した後、1998年の伝奇ホラーSF『水霊 ミズチ』以降は一般文芸の世界に進出、SF・ホラー・ミステリなどのジャンルを超えた活躍を続ける。2001年のSF短篇集『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(ハヤカワ文庫JA)の表題作で星雲賞日本短編部門を受賞、2003年のSF長篇『忘却の船に流れは光』(ハヤカワSFシリーズJコレクション)で日本SF大賞候補となる。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 365ページ
  • 出版社: 早川書房 (2004/6/10)
  • ISBN-10: 4150307628
  • ISBN-13: 978-4150307622
  • 発売日: 2004/6/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 以前、「異形コレクション」のシリーズで読んだ著者の短編から強烈な印象を受けたこともあり、装丁にも惹かれて読んでみることにした。読む前は、駄洒落満載の馬鹿馬鹿しいだけの話なんだろうと思っていたのだが、どうしてどうして、読み始めたら止まらないストーリーそのものの面白さにあふれていた。

 ウルトラセブンに夢中になった思い出をくすぐってくれ、いっそ清々しいまでのアホなスケールの話の展開に引き込まれた「地球最大の決戦 終末怪獣エビラビラ登場」。
 一時期、山田正紀の小説にハマったあの興奮が、あのワクワクさせられた読書体験が甦ってきた「やまだ道 耶麻霊サキの青春」。

 そして、「怨臭の彼方に」の話には笑った笑った、腹の皮がよじれるくらいに。美貌の男優が、永遠の命と引き換えにある取引をして、それが凄いことになっていく話。筒井康隆の「関節話法」を読んだ時以来かなあ、こんなにぐふぐふ笑ったのは。電車の中とか待合室とかで読んでたらと思うと……。そうじゃなくて、ああ、よかった。

 なお、表題作「蹴りたい田中」が第130回茶川賞を受賞している。にもかかわらず、謎の失踪を遂げた田中啓文氏。そこには一体どんな経緯があったのか?
 その謎にもきっちり答えを出し、決着させている本書の潔さ。思わず脱力してしまうアホらしさ。問答無用の面白さ。

 山田正紀、恩田陸、菅 浩江といった著名な寄稿諸氏のあきれ顔、困惑顔が透けて見えるような文章に、決してめげることなどないだろう田中氏の今後の活躍に、一読者として大いに期待したい。

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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
まず紅い帯の「芥川賞受賞!」の文字が目を引きます。しかし良く見ると「茶川賞」???。なんじゃこりゃ?!。そんな賞あるんかいな?。
「41歳の瑞々しい感性が描く青春群像」何それ?。
後は駄洒落SF短編のオンパレードです。

しかし駄洒落だけでなく構成に一捻り利かされていて又々ニヤリ。
そして短編の頭にある寄稿が又爆笑!。
シャレのわかるSFファンの方お勧めです。
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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 この本を読む事は時間の無駄であり、何の得る処もない。この点は初めに云っておかなければなるまい。

 表題からも想像される通り、端的に云って下らない小説である。

 SF的なアイデアや、ストーリーテリングは秀逸ながら、駄洒落、と云うのも勿体ないようなどうしようもない語呂合わせと、下品で尾篭な笑えないギャグが横溢しており、宝の持ち腐れ、否、持ち「腐らせ」と云った印象が強い。

 つまり、本書は、貴重な時間をただただ無為に蕩尽する、と云う最高に贅沢な読書体験を与えてくれる究極の一冊なのである。

 文化と云うものは生命維持に無用である処にその真髄がある。その意味で、読むと何かの役に立つような凡百の不純な小説などとは、はっきりと一線を画す、小気味よいほどに純粋な物語がここにはある。

 潔癖なまでに芸術至上主義的であり、けだし傑作と云えよう。
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パロディSF
京極夏彦著「どすこい。」は話の内容もパロディだったが、本作はタイトルのみをパロっている。
パロディというより駄洒落か。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/27 投稿者: モトカ
うーむ
 田中啓文氏によるギャグ小説集。
 タイトルからして駄洒落。さらに「茶川賞受賞」のふれこみで売られているという手の込みよう。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/7 投稿者: 志村真幸
つまなない〜!
僕には全然笑えません。「なにこれ!?」って感じです。

単純につまらないです。買って損しました。
投稿日: 2008/6/12 投稿者: みみ
『蹴りたい〜』が取れるなら、誰でも茶川賞なんて取れるぞ!
『中田いたり蹴』です。あ、いや『蹴りたい田中』でした。... 続きを読む
投稿日: 2006/7/12 投稿者: ミーミルの泉
あふれるように流れてくる無駄無駄無駄!!!
「りさちゃんへ」この一文で私のハートを鷲掴みにしました。

「分かる人だけ分かれ」... 続きを読む
投稿日: 2006/4/11 投稿者: ワンコ
「におい」のインパクト―未知の世界を下世話に開示する、幻臭の作家・田中啓文
... 続きを読む
投稿日: 2005/9/4 投稿者: カゼノフタゴ
売り上げで芥川賞を吹っ飛ばした茶川賞(脱力)
アマゾンで「蹴りたい」で検索したら、売り上げでは茶川賞受賞「蹴りたい田中」が芥川賞「蹴りたい背中」より売れていた。なんてシュール。... 続きを読む
投稿日: 2005/4/20 投稿者: castro KONDO
中年もビックリ!
 まいったなぁ。これほどまでに徹底的にやられると。... 続きを読む
投稿日: 2004/11/14 投稿者: ピカード
行方不明の田中啓文様へ
田中はん、ダジャレを書きたいが為にSFを書いているんですね。
収録短編集はすべて予想を上回る面白さでした。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/10 投稿者: こてを
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