奇をてらおうとしすぎた感じがありました。話が大きくなりすぎて逆につまらなかったです。
脚本家の君塚氏は「あたかもリアリティ」なるものを大切にしているそうですが、リアリティは皆無でした。
いくらフィクションでもあれはやりすぎです。いままでの「踊る」とのギャップがありすぎます。
元気のない青島はOD2で一度やっているのに、なんでまた似たようなことしたんでしょうね…
まずそこに飽き飽きしました。青島って、根暗な人間でしたっけ?
「原点回帰」と言っている割に、懐かしさは全く感じませんでした。
とりあえず「原点回帰」は失敗したと言ってよいでしょう。
それと、制作側が「どんな映画を作りたいか」を大切にするのも良いことですが、ファンが「どんな映画を観たいか」を考えないと、結局は映画ってコケると思いますね。やっぱり客商売ですから。
それと、私はファンだから1回観ただけでストーリーも大体分かりましたが、今までのシリーズ観てない人にとっては何十回見てもよく分かんないだろうなって思いました。ファンを大切にしてくれるのは嬉しいですが、1本の映画としてちゃんと理解できるように作って欲しいです。だからテレビ的だって言われるんですよ。
☆を2つにしたのは、初回盤に限りですが「警護官」が収録されているからです。ルールを破ってまで、困っている人のために尽くす。私に言わせてみれば、こちらの作品のほうがむしろ「原点回帰」してますね。
さんざん批判しましたが、制作側の心中もお察しします。過去2作品が大ヒットし、かなりのプレッシャーがあったことだろうと思います。頑張って作った映画が、私も含め踊るファン達にコテンパンに批判され、本当にお辛かったことでしょう。そして、今回の作品で「踊る大捜査線」としては初めて予想をはるかに下回る結果となってしまい、次回作では何をどうすればファンが戻ってくるのか見当がつかないだろうと思います。
あくまで一人のファンとしての希望ですが、次回作では青島刑事の人情が表れるシーンを、少しでもいいから撮って欲しいですね。秋スペシャルの冒頭の、バスから降りるおばあさんの荷物を持ってあげるシーンのような、ちっちゃいところでもいいので。