『ビギン・ザ・ビギン』をはじめ名音楽家コール・ポーターのナンバーが全5曲が流れる中、アステアとパウエルの華麗な歌と踊りに満喫した102分でした。もちらん、毎回のことですがMGMミュージカル・ダンサーたちの踊りがすばらしい!
この作品はMGMミュジカルの『BROADWAY MELODY』シリーズで、1936,1938と過去2度はロバート・テイラーとパウエルの共演でした。監督やキャストは毎回違っていましたが、今作はロバート・テイラーに代わってアステアが主演男優になっています。理由としては、テイラーが1940年リリース『WATERLOO BRIDGE』で前年『風と共に去りぬ』でアカデミー主演女優賞に輝いたビビアン・リーとの共演ということが一番の理由でしょう。
ということで、今作はパウエルの映画にアステアが出演したというのが正しい見方です、アステアとはこの一本だけというのは極自然のことです。
パウエルは1943年に当時コロンビア映画の若手男優だったグレン・フォードと結婚しているが、この頃から専業主婦に落ち着いてしまっている。おそらくグレンからの要望があったのではないでしょうか? あれだけの魅力的な踊り(バレエ・ダンサーでもあった)を披露できるのですから永く続けてほしかったですね。残念!
しかし、白黒でも映像の華麗さが浮き出ているのがわかるが、カラーだったらどんなに素敵だったか残念で止まない。