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路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」
 
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路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」 [単行本]

藤田 弘夫
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本の街角は、ヘンな看板で一杯!社会学者がデジカメ片手に講義する、笑いと怒りの平成都市観察学。

内容(「MARC」データベースより)

「切り開け日本の未来、税金で」「市役所公用車専用駐車場」…。溢れ出す独善、傲慢、お節介。日本の街角は、ヘンな看板で一杯! 社会学者がデジカメ片手に講義する、笑いと怒りの平成都市観察学。

登録情報

  • 単行本: 190ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2006/11)
  • ISBN-10: 4163686002
  • ISBN-13: 978-4163686004
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 知的な笑いを楽しみたい全ての方へ, 2009/10/18
By 
ぴー "ぴー" (東京) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」 (単行本)
著者は、社会学・都市計画の大家です。
専門書多数執筆している中で、誰にでも楽しめる隠れた名著です。

自身の足で各地を巡り、面白い写真を集められ、そのコレクションの公開と風刺の効いたコメントをされています。タイトル通りの視点ではありますが、「学者の書いた本」のような堅苦しさはありません。
何気なく視界に入ってくる看板や建造物の「官尊民卑」がいかに滑稽かを示し、鋭いツッコミを入れるところが実に痛快!豊富な写真と鋭いコメントで読者を飽きさせません。

インターネットや雑誌の「バカ画像」で笑うことの大好きな私としては、笑いの質をあげることができました。高名な先生による本書を、低俗な出版物と比較しては失礼ですが、笑いの中で、行政や法のあり方をも考えさせる著者の力に敬意を表します。

総じて、ふだん何気なく見ている物への新たな視点・気付きを得ることができ、買って得した感があります。

最後になりましたが、著者である藤田弘夫先生は最近亡くなりました。直接指導を受けた身ではありませんが、先生が晩年に仕上げた渾身の名著を埋もれさせては勿体ないという思いに至り、ここに紹介したい次第です。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 愛すべきアマノジャク学者が問う、「看板の品格」, 2007/1/8
レビュー対象商品: 路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」 (単行本)
藤田さんという方は、都市社会学という分野では非常に高名な方だと

いいます。その人が、齢60を間近にして、一般向けに軽妙洒脱な

エッセイを届けてくれました。

中味は、サブタイトルに反して(!)、日本の「官」製看板は上から目線

で傲慢で、「民」のほうもそれを受け入れてしまっていると嘆く講談調。

欧米の都市にある看板を例にしながら、これでいいのか日本の看板&日本人の

お上(おかみ)意識! と、きわめてユーモラスなツッコミを入れてます。

かの『国家』の品格とはべつの視線から、『お上』(国家に仕える役人という

意味での)の品格を問う藤田さん。「仮想敵」のパロディに、いい具合に成功

していると思います。

藤田さんの日本人論や日本文化論は、うーん紋切り型(ステレオタイプ)だなぁと

思うことしばしばでしたが、メのつけどころがなんとも愉快なので、アイディア

勝利だと思います。社会学者の方々には、軽すぎて(?)受け入れられないかも

しれませんが、我々一般向けの本としては、出色の出来栄えじゃないでしょうか。

「ボキャ天」以後、ヘンな看板へのツッコミはテレビでよくなされてきましたが、

社会学者が、そんな看板をとおして日本の「お上」や公共性という問題について

思考を広げていく点で、差別化がうまくなされているんじゃないかと思います。

すらすら読めちゃいすぎて(文字数も、写真を多用しているだけに結構少なめ)、

2時間で読了。単行本に対するオトク感からすると、やや淋しいかなぁと

思いました。ただ、それも著者の筆力のなせるワザかもしれません!
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5つ星のうち 4.0 想定する読み手と実際の読み手が異なるととんでもないことになる, 2011/6/14
レビュー対象商品: 路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」 (単行本)
私事、就職活動が不調な中、懐かしい藤田先生の著書に手を伸ばす。
藤田先生は、発信するメッセージに対し、当局が想定する読み手と実際の読み手が異なるととんでもないことになる、という主旨の話をするのが好きな方だった。こうした指摘は、「(全く車を運転しない)優良運転者」「(日曜日が書き入れ時の職業を抱えようが)毎月第3日曜日は家庭の日」等、本書にも反映されている。
本書発行後、自民党政権から民主党政権になったとは言え、本書で指摘されるような状況は急に変わったという気分はしない。
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