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足利義満 消された日本国王 (光文社新書)
 
 

足利義満 消された日本国王 (光文社新書) [新書]

小島 毅
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

東アジアの視点で解き明かす
天皇になろうとした男の実像

最新の歴史学の知見と朱子学研究の成果をもとに、皇国史観がゆがめた義満像をくつがえす。

歴史認識が大きく変わる一冊!

内容(「BOOK」データベースより)

かつて東アジア世界で日本が日本として生きていくために活躍した、一人の偉大な政治家がいた。その名は足利義満。いま、日本の行く末が不透明になりつつあるなか、六百年前に「この国のかたち」を明確に構想し、周囲の雑音を一掃してその構想に向けて邁進したこの人物に、われわれは学ぶべきことが多い、と思う。とりわけ、彼の「東アジア性」をわたしは高く評価したい。―最新の歴史学の知見と朱子学研究の成果をもとに、気鋭の歴史学者が、逆臣・義満像をくつがえす。

登録情報

  • 新書: 272ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/2/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334034403
  • ISBN-13: 978-4334034405
  • 発売日: 2008/2/15
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
著者の中華思想に辟易するのは確かである。

著者は現代日本が「東アジア世界の正規メンバー」たるべしという立場のようであるが

それが所謂「東アジア共同体」という名の華夷秩序に組み込まれよ

という主張なのであれば危険極まりない。

「日本を日本として守っていきたいと考える」ことがなぜ「夜郎自大」なのか。

我が君を「天皇」「帝」と称し奉るのがなぜ「夜郎自大」なのか。

この点著者は自虐史観の謗りを免れまい。

序でながら今川義元は貞世の子孫ではない。

「公家・武家」と「公家衆・武家衆」の区別もできていない。

平家に拉致されてその滅亡の道連れにされ(外戚だからといって決して許されない行為である)

痛ましい最期を遂げられた安徳帝を

主体的に行動を起こした結果敗れ去った崇徳院・後鳥羽院と一色汰に

「君主としてのそれ(評者註:徳)が欠けていたからこそ都を追放された」

と言うのは余りにも心無い書きようである。

崇徳院にしてもその生い立ちに思いを馳せれば

君徳の欠如などと申し上げるのは酷である。

というような問題点はさておき

義満をもっと正当に評価すべきという主張には評者は大いに賛同する。

が、それとて著者は自らの中華思想に義満の慧眼を付会したかっただけなのだろうか

と穿ちたくなるのも事実である。

「日本を日本として守っていきたいと考える者」=皇国史観論者では断じてない。

「日本を日本として守っていきたいと考える者」が義満を「消した」

と十把一絡げに極論されると何とも遣る瀬無い。

今谷「簒奪説」批判や渡部昇一批判には賛同する。

当時の用語に忠実に「天皇」「上皇」ではなく「帝」「院」と表記している点は評価する。

また本筋からは外れるが、王国の世子を「皇太子」と呼ぶべきではない

というのは全面的に同意(というよりかねてより評者もそのように考えていたところである)。
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69 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 至高の豚 トップ1000レビュアー
形式:新書
日本に天皇制が確立した以降、中国の皇帝から日本国王に任じられた唯一の将軍が、義満だ。

小島氏はこれをもって、義満は当時の東アジアが中国による冊封体制により、平和や交易が
保たれていたというをよく理解していたと評価する。

一方、北条時宗は元が、日本に臣従を要求してきた時その使者を切り捨てたことをもって
野蛮という。当時の東アジアから勢力図から見れば、日本が臣従を誓うことは当然という
立場だ。

そして、足利義満が日本で評価が低いのは皇国史観の為と断定する。

小島氏は中国・東アジア史をそのまま、日本史の一部分に適用するという、単純なミスを
犯しているように思われる。

まず第一に、東アジアの他国が中国の冊封体制のもとにあったから、日本も同様に対応すべと
いう考え方は、「国家の独立の重要性」を全く見落としている。東アジアの国々は、単に中国
の武力を恐れ、やむなく、その臣下となり保護を受けていただけで、当然ながら、中国の冊封
体制を積極的に支持していたわけではない。

第ニに、もし、中国の臣下となった足利義満の東アジアの認識が正しいと言うのであれば、
藤原氏も、平氏も、源氏も、北条氏も、豊臣氏も、徳川氏も(もしかすると明治天皇も)
誤っていたということになるではないか。これでは、日本史は一体どうなるのだろうか。

第三に、義満の作った金閣寺とその周辺は全焼し、今でこそ金閣寺のみが再建され残っているが、
当時の、他の寺等と比べれば、その建築規模や建築様式、内装・外装のハデな嗜好は、飛びぬ
けている。
義満は、天皇を越えようとした男(あるいは天皇になろうとした男)として、歴史研究者の
題材に取り上げられることが多いが、天皇を越えるために、中国の権威を利用したというのが
一般的見解であり、別に東アジアの勢力図を見て、日本の平和を保とうとしたというわけではない。

なお、これらのことは、皇国史観とはなんの関係もないことはいうまでもない。

当時の東アジアの勢力図から、義満を評価するとは非常にユニークなアイデアのように思えるが、
簡単にいってしまうと、小島思想とは中華思想そのものである。

中華思想から見た足利義満に興味があれば、他に見られぬ良書であろう。
但し、多くの日本人は、その偏見に辟易すると思われる。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
後半の頼山陽や滝沢馬琴の義満観は結構面白い。
ただ編集者の方にぜひお願いしたいのは、無駄な文や話の脱線を減らして、読者の方がもっと興味を持つ内容にまとめていただきたいということです。
明使に跪いて朝貢する義満に「これもまた当時から不評であった」とか書いてあるが、こちらとしてはその内容を具体的に知りたいわけですが、唯一二条満基の日記の一文しか出てきません。
また義満シンパがこれをどう評価したのかもまったく分かりません。
この本は教養系の新書であり、特に著者のファンが買うという類にも思えないので思想よりも情報を基本にするべきだったと思うわけです。
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最近のカスタマーレビュー
「新書=ちゃらい文章」ではいけないと思います。 (内容は充実。)
P. 36に著者御自身が「私の悪い癖で、話が脱線してばかりでなかなか前に進まない。」と認めていらっしゃいますが、構成が雑です。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: buenafe2005
東アジアという点で
世界遺産でもある金閣寺を建立し、相国に叙任された人物なのに歴史物、特に大河ドラマには一度も登場しない事自体、子供のころからの謎でしたが本書で幾分かは解けた感じがす... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: アマゾン大好き
儒教史研究者による義満論、脱線部分が面白い
 儒教史・東アジア史研究者による義満論です。
 義満は、天皇や公家社会を完全に牛耳っていたので、皇位簒奪にさほどの魅力は感じていなかった。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 天邪鬼(あまのじゃく)
ダメだこの著者は・・・
著者は儒教の研究者ではなく、儒教の信者と名乗るべき。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: ウルトラマンタロウ
歴史認識の在り方を考える−足利義満を一例として−
... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: 茶々丸
実存政治家としての義満の姿?
この本の茶化したような文体から繰り出される皇国史観批判のオンパレード... 続きを読む
投稿日: 2008/11/24 投稿者: とりあえず一言
その手の人なら喜ぶ内容
義満の名を借りた反日、天皇家批判の本である。それ以外の感想は無いです。
投稿日: 2008/8/8 投稿者: 左衛門
丁度、邪馬台国論争が不毛であるように
歴史書として読むのはお薦めできませんが、歴史の解釈の一つのバリェーションとして読むとよいでしょう。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/31 投稿者: vatmideo
不忠不義
... 続きを読む
投稿日: 2008/5/19 投稿者: 唐山
属国の運命
... 続きを読む
投稿日: 2008/3/25 投稿者: 金鴉
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