定年を数年後に控え、定年後どうやって生きていけばいいのか、暗中模索している。現役を続ける人、趣味三昧の人、晴耕雨読の人、各人各様。でも私にはどれもしっくり来ない。たまたま、ガンから生還した女性が「足るを知る」心境になり、生きることが幸せだと言っていたので、この言葉が気に入り、本書を手に取った。
自分自身の心が弱っていた時だったためか、全ての言葉た頭に染みいるように入ってきた。何も貧乏が良いと言っているのではない。自分の立ち位置を一段下げてそこから自分を見直してみれば、全てが足りているし、それは凄く幸せなことだ。「生きてるだけで丸儲け」ということばあるが、「足るを知る」とはそうゆうことだ。「自足した柔らかな気持ちで居るとき、人はリラックスするのであり、潜在能力が沸いてくる。心が欲望や恐怖に駆られると、この能力は意識下に深く隠れてしまう。それを如何に呼び戻すか。それは「自足の心」ではないだろうか」という言葉に痛く感動した。度々加島祥造の老子が出てくるが、こちらも是非読んでみたいと思った。