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趣味で物理学
 
 

趣味で物理学 [単行本]

広江 克彦
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

インターネット上で公開された「EMANの物理学」というサイトからの書籍化。高校生でも理解できる大学レベルの内容の教科書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

広江 克彦
1972年生まれ。静岡大学理学部物理学科卒。同大学院修士課程修了。現在、情報家電メーカーの開発部に勤務。趣味でウェブサイト「EMANの物理学」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 257ページ
  • 出版社: 理工図書 (2007/3/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4844607162
  • ISBN-13: 978-4844607168
  • 発売日: 2007/3/28
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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52 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本をどう評価すべきか迷いました。普通の教科書ではなかなか読み取れない
物理の真髄を衝いた本とするべきか、それとも、著者のこだわりに力点が置かれすぎて
いると見るべきか....

結局、両方だという結論に達しました。

前半では、運動量とエネルギーの違いに力点を置き、力学の初歩を説明しています。
こちらはかなり読みやすいですが、あまりややこしい話には首を突っ込みません。
たとえば独楽の回転にちょっと首を突っ込みますが、直感的に解釈できる
範囲に終始して、首振り運動の本格的な方程式にまでには踏み込みません。

著者の示す力学の関する哲学はなかなか面白いのですが、
力学は初歩の初歩といったところで唐突に終わってしまいます。

電磁気学では、直感に訴える形で、ベクトル解析とマックスウェルの方程式を
説明してゆきますが、論理展開のスピードが速く、端折りも結構有って、
あまりわかりやすい説明とはいえません。電磁気学の後半では、電子が放射する電波や
光の計算や、電磁場が運ぶ運動量とエネルギーの話に収斂してゆきますが、多くの式が
天下りでがっかりしてしまいました。

結局著者が言いたかったのは、動的な電磁気学では、場の持つエネルギーと運動量を
勘定に入れないと、エネルギー保存則も、運動量保存則も成り立たなくなってしまう
ということで、この趣旨を示すことには成功していますが、そこで終わって
しまっています。

電磁気学の初歩的なことはあまり書いてないので、ついてこられる読者は
わずかではないかとか心配です。

結局この本はなんなのか... 
著者は物理を機械的に、形式的に学んで判っている気になっている人のために
この本を書いた気がします。その意味ではこの本はある程度成功している
気がします。
しかし、力学や電磁気学を学ぶための最初の本としては、だめでしょう。
普通の教科書とあわせて、副読本として読み流すというあたりがこの本の正しい
使い方ではないかと思います。
このレビューは参考になりましたか?
37 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 匿名
形式:単行本
世の中にはたくさんの電磁気学の本が出ているが,

近年出版された電磁気学読本としては抜群だと思う.

他の本では端折っている内容も掲載されており深い.

文章も読みやすい.

電磁気学を一通り勉強した後,

さらに一段上を目指すなら,ぜひ,読んでほしい本.
このレビューは参考になりましたか?
46 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「EMANの物理学」は、物理学が好きで好きで、ネットでそれ関係を彷徨っている方なら必ず一度は目にしたことがあるはず。似たようなサイトには「EMANの物理学」以外に「物理のかぎしっぽ」というのもあり、こちらも大変に参考になるのですが、私としては「EMANの物理学」は広江氏の思想や物理観が芯から語られているために一貫性が損なわれておらず、体系的な学習が可能になっているという気がします。

本能的に、高校物理の教科書をはじめとして、たいていの物理の教科書は分かりづらくて無意味なものだと私は思っています。そして、その中で分かりやすく筋道を立てた教科書は胡散臭く見えるものです。しかし、本来「わかりにくい」のが物理や学問でしょうか?分かりやすければその分批判にさらされやすく、シビアな闘いを挑んでいるということなのだから、実は内容はよく吟味されているのではないでしょうか?「学問とは難解でかつ最終的には理解不能で、他人に決して伝わらないものであるべき」という常識が「うさんくさい」という直感をはぐくむのだとしたら困ったものですね。私もそうした常識にあるいは毒されているかもしれません。
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