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越境者 松田優作
 
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越境者 松田優作 [単行本]

松田 美智子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

伝説の俳優、松田優作の死から20年----。
彼は本当に、『ブラック・レイン』を墓標に選んだのだろうか......。
出生の秘密から、苦悩の青春時代、そして語られざる最期の真相まで。
元妻にしてノンフィクション作家の著者が描き出す、迫真の評伝。

内容(「BOOK」データベースより)

出生の秘密、苦悶の青春、そして知られざる死の真相―。壮絶な最期から二十年。元妻にしてノンフィクション作家の著者が描く、衝撃の評伝。

登録情報

  • 単行本: 303ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/01)
  • ISBN-10: 410306451X
  • ISBN-13: 978-4103064510
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 19.2 x 14.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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By ザ・テロル トップ1000レビュアー
形式:単行本
 平成元年11月6日、40歳(戸籍上は39歳)の若さで亡くなった俳優・松田優作の評伝を前妻であり、ノンフィクション作家である松田美智子氏が書いた労作である。本書は世間一般で語られている偶像的な松田優作像とは別(闇)の面 (隠し続けた出自、若き日の苦悩、父親としての素顔、晩年に頼った新興宗教など)を取材を通して克明に描いており、共に暮らして最も身近な存在であった著者でしか感じる事ができない内面性を浮き彫りにさせており、松田優作(特に70年代の)を改めて知るには貴重な証言や秘話が満載である。

 出自に対する負い目や執着心、また現状に満足せず、向上心旺盛であるが故に著者のみならず周囲と衝突を起こす様子が伺える。共犯関係であった脚本家・丸山昇一氏でさえ、均衡を保ちながらも愛憎の狭間で優作氏と親交を続け、氏の訃報を知った時に思わず緊張の解放感からのガッツポーズと悲嘆に暮れる様子が“松田優作”という人物像をよく捉えていると思う。
 またがんに侵された優作が、義母の紹介で新興宗教にはまっていたこと、さらには主治医とのオカルト的な不可思議な関係(映画評論家・谷岡雅樹氏も『三文ガン患者』〈太田出版刊〉で主治医の態度に疑問を呈していた)の件は優作氏の印象から考えると知りたくない挿話である。死の恐怖から免れたい事はわかりつつも優作氏の最期が家族や仲間よりもこのような主治医と宗教家に信頼を寄せていた事が残念に思えた。

 それでも古くからの友人・水谷豊氏や桃井かおり氏が語る優作像は面白く、そのなかでも終章の村川透監督(『蘇える金狼』『野獣死すべし』)のコメントは最も驚嘆した。優作死後、村川氏はメディア等で優作について語った事は一切なく、晩年の撮影での確執が原因ではないかと噂されていたが決してそうではなく、優作氏との関係を大事にするが故にであることを知り、感動しました。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
最初はよくある、近親者が書いた「回想本」くらいに思って読み始めたのだが、驚かされた。文章と取材力が素人ではないのだ。シナリオライターを目指したあと、ノンフィクションライターとしても成功している人だけあって実に読ませる。
松田優作と交流のあった友人や関係者に、死後、再度訪ねてまわってその知られざる人生を見つめていく。

在日コリアンであったことの苦悩、愛を確認したいがゆえに周囲に暴力的になってしまう哀しき習性、芸術至上主義とも呼べそうな映画への素朴なこだわり。。。いずれも元妻でなくては描けない様々なエピソードがつづられている。
元妻なのだからある意味では辛い作業でもあったと思うのだが、著者の文章は感傷や自己憐憫に陥ることなく、この稀代の俳優の苦悩を浮き彫りにしていくのである。

圧巻はやはり離婚の局面の描写だ。
新しい女性が出来た優作が彼女を連れて、著者と自宅のソファで向かい合うシーンは凄い。
こういうときはえてして相手への憎悪だけが際立った文章になる場合が多いのだが、著者は自分自身が夫にどう見えていたかを冷静に分析している。その筆致は自らの臓腑をえぐるかのような迫力に満ちていながら、どこか乾いている。

映画界も松田優作の時代とは大きく様変わりして、酒を飲んで殴りあうようなアツイ人たちは減ってしまったように感じる。でもこんなキャラクターがうろうろしていた頃のアツイ時代だからこそ産み出していた物もあったのではないかと思わせる好著だ。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
松田美智子さんには、以前、「永遠の挑発」という松田優作について書いた本がありますが、これは、妻が書いた手記のレベルを超えるものではありませんでした。しかし、この本は、ちゃんとしたノンフィクション作家の手になる伝記です。優作ファンならずとも読んで損のない本です。
昔、下関で暮らしていた時期があって、優作の生家や神田小学校、通った高校も見に行きました。高校は島の頂上近くにあって、外海が一望できます。この景色を優作も見て育ったんだな、と思った記憶が蘇りました。
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投稿日: 2008/10/20 投稿者: trashbox0827
読めば、優作氏のイメージが変わります
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投稿日: 2008/9/15 投稿者: ケン キ オクラ
しっかりした一冊です。
 元夫人の美智子さんのよる正確な時間軸の元に伝説の俳優の様子がしっかり伝わってきた。ファンの方には是非眼を通しておきたい一冊である。しびれた!
投稿日: 2008/6/7 投稿者: ヒュー
素晴らしい本です!
「太陽にほえろ!」から、リアルタイムで優作を追い続けて来たが、やっと真実の伝記が出たなと思う。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/10 投稿者: ポン太
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