伊藤壇、中村元樹、酒井友之、星出悠。
4人のサッカー選手のストーリー。
私は申し訳ないことに酒井友之選手しか知りませんでした。
海外のサッカーリーグでプレーする難しさばかりが語れて、
その厳しさに圧倒されます。
うまく進んだエピソードは一握り。
アルバニア、ベトナム、ネパール、ブルネイ、インドネシア、チリ、インド、アメリカ、トリニダード・トバゴ。
そんな国にプロリーグがあるのかというような小さな国にも、
サッカーリーグがあることにまず驚きます。
プレーや契約の劣悪な条件、ひどい取り扱い。
彼らは4名とも揃ってひどい目にあっています。
でも、強烈なプロ意識の下、
リーグごとにプレースタイルを変え、
契約をもぎとり、
試合に出場する。
強烈なプロ意識。
強い精神力。
言葉は悪いですが、
根無し草のように世界を漂っています。
そんなたくましい4名を応援したくなりました。
読み終わると、
彼らは何のためにサッカーをしているのか、
それが気になってきます。
Jリーグでは絶対に感じられないヒリヒリしたプレー環境と引き換えに、
何が得られるのか。
金だけのためではなさそう。
名声?
それだけではないと思います。
サッカーをしたい。
日本を飛び出したい。
そんなプリミティブな感情が、
彼らを突き動かしているように見えます。
サッカーに魅入られた人たちの物語です。