ブレイン・マシン・インターフェースに近い分野を専攻していました。著者のニコレリス教授には会って話したことがあるのですが、彼は故郷のブラジルとサッカーを愛する、ちょっと変わった脳科学者です。そしてブレイン・マシン・インターフェースの第一人者でもあります。本書の内容は、ニコレリス教授の研究内容そのもの全部。難易度は専門教科書より難、学術論文より易。脳の解剖学やスパイク統計を他の専門書で知っておかないと、本書のレベルに食らいつくにはしんどい。特にビニングなどのスパイク解析手法は訳者は理解しているのだろうか? 初学者用の用語集があればもっと良かった。ブレイン・マシン・インターフェースの最前線を日本語で読むには良いですが、入門書ではないです。