ジョオさんはね 浄水(きよみ)っていうんだほんとはね
だけどボクっ子だからジョオさんってよぶんだよ
──なんて替え歌をつい書いてしまった、“若草の四姉妹”の一人ジョオが表紙を飾っています。
一応立場上はセーラたち超鋼女四姉妹の敵なんですけど、ジョオ本人は気性もさっぱりしてるし頼りがいがあって、男女問わずに好かれるんですよ。本人も“若草の四姉妹”の一人に名を連ねていても、狙いはラヴィニア一人だけで、茸味のことは悪からず思っていて、前巻でその気はなかったけれど結果的にサァラをスクラップ寸前に追い込む羽目になって茸味に罪悪感を覚えたりと、読んでるこちら側としても憎めないんですよね。けど自分の立場はきちんと弁えていて、今回はその辺を再確認するシーンが出てきますので、読む時はそちらも注目です。
さて本筋はと申しますと、黄金週間で何かと散財した茸味が“軍資金”のためにアルバイトを始めたり、サァラが茸味たちの学校に転入してきたりして、茸味とセーラ、その周りは相変わらず賑やかです。特にサァラが転入してきたことで学校でも茸味にまとわりついてきて、茸味への周囲の嫉妬が更に増す一方、セーラも何の遠慮なくというか無邪気に茸味に接触してくるサァラに苛立つと同時に羨ましく思う所とか、いやぁ青春ですねぇ。
今回は戦闘シーンこそありますが、あまり重点を置いているようには見えません。むしろこれからの展開に向けて色々伏線を張ったり、雰囲気を熟成させているという感じがありますから、次巻以降でそれらがどう活かされるのか楽しみです。