驚きました。
「超訳」だなんて名前を付けてはおりますが、その現代語訳は、真面目に選びとられ磨きぬかれた日本語。
思わず感嘆してしまう、ステキに面白い訳です。
特に、大伴坂上郎女の歌は素晴らしい。
「万葉集をJ−POPの歌詞のように」と帯にはありますが、ナルホドと納得。
奈良時代の女性は、本当に情熱的だと思います。
歌を詠むのは、難しいと思われがちですが、この本を読むと「歌って楽しそう」と思えてきますし、誰もが持っている歌人の資質が開花しそうな気がしてきます。
まず自分の言葉で詩を作り、それを七五調に組み替えて歌にするとか、そういう方法も試せるようになるかもしれません。
いつ読んでも構わないけれど、出来れば「今」こそ読むべき本だと思うのです。
また特筆すべきは、その装丁。
紅いカバーの表紙を外すと、その下のハードカバー部分には、万葉調の草花のデザインが印刷されている。
しかも、帯の裏側にも同じように赤地に白の草花の印刷があって、装丁の良さに久々に感じ入った1冊です。