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最も参考になったカスタマーレビュー
91 人中、78人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「資本論」を読む前に読む,
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レビュー対象商品: 超訳『資本論』 (祥伝社新書 111) (新書)
さて、超訳と書いてありますが、「資本論」の新訳ではありません。資本論を読むための道しるべ若しくは資本論を読む前にこれを読んで資本論読むと言った方が良いかもしれません。内容は資本論1巻を解説した物です。と言っても2,3巻にもある程度は触れていますが。商品とは、価値形態および貨幣とは剰余価値とは。と、近代経済学では絶対に出てこない言葉について詳しく説明してくれています。近代経済学しか学んでいない人が必ず陥る価値形態論についてもある程度の納得のいく説明がなされています。価値形態論を理解すればそれを根底とする貨幣が理解でき、剰余価値論、資本蓄積、再生産が理解されます。先ずは、何の先入観も持たずに本書を読まれることをお薦めします。「資本論」は資本主義経済の運動法則を解明する書物であり、社会主義、共産主義のバイブルではないことが理解できます。そして今般の格差社会について考えることを提供してくれます。
71 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
要約『資本論(第一巻)』,
By yojisekimoto (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 超訳『資本論』 (祥伝社新書 111) (新書)
『資本論』第一巻を10分の一程度に要約した本。これから『資本論』を読もうという人に最適である。 本文からの引用が的確で、太字で読みやすい。 後記にあるように『資本論』後半部のマルクスによる当時のジャーナリスティックな実例が、この種の本にしては多め紹介されており、『資本論』が今こそリアリティーをもつ本であることを実感させられる。植民地的収奪や国家による合法的収奪は『資本論』の時代よりもより身近になったのだ、、、 引用された本文は著者自身によるであろう訳自体が読みやすいし、ところどころフランス語版から引用しているのも訓古学的な色彩を払拭していて爽快だ。 マルクス自身の章立てを踏襲しているので、『資本論』本文との対応もわかりやすく、変な抽象化や、造語がされていないのがありがたい。 消費を促すケインズ的な視点、国家による収奪、環境(自然)からの収奪、協同組合の可能性、そういった今まで『資本論』に不足しているとおもわれていたものがすべて折り畳まれていたことに今更ながら驚く。 第二巻、第三巻、はすでに第一巻の要約に折り畳まれていると考えられなくもないし、労働人口の問題等も触れられているのであらたな要約を必要としないとも言える。 ただし、具体的な対策等を考えるには第三巻は重要だし、全体の見取り図という点では第二巻は再評価されるべきだと思うので、やはり続編に期待したい(利潤/利子/地代に関しては図解があると便利なのだが)。 また、少し瑣末で専門的なことを言えば、スピノザの弟子云々の記述(p.47)や、プルードンを労働時間価値説と捉えた部分を鵜呑みにしている点(p.74)が気になった。 スピノザに関しては、レッシングをきっかけにしたスピノザ再評価と友人による遺著の出版を混同しているという些細なものだが、スピノザ経由のマルクス再評価(ネグリ等)がすすんでいる現在、見過ごせない。 プルードンに関して言えば、著者はフランスで研究会などに参加しているはずであり、この程度の理解しかないのは現在のフランス社会主義研究が遅れていると思われかねず、再考の余地がある。 マルクスはプルードンから、構成された価値、集合理論、などの概念を実質的に貰い受けているが、いずれも(敵の歌を歌うといった意味で)具体的に活用する方向からは外れてしまった。 これはマルクス自身の政治主義的な傾向が理由としてあるのだが、これは読者が今後の読みのなかで克服すべき課題かもしれない、、。 その意味で、この本の製作にmixiのコミュが活用された旨が巻末に記載されているのは興味深い。これなどは分析に徹したゆえにおろそかになった具体案、つまり社会的インフラを搾取でない方向に活用することの具体例であり、可能性を感じさせる。 プカレリアート(不安定とプロレタリアートを合わせた造語)に関しても要所要所で触れられており、多様な価値観を持つ現場のひとたちによる勉強会の副読本にもコストパフォーマンスという面から推薦できる。
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ゼミ形式で『資本論』を読む感じ,
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レビュー対象商品: 超訳『資本論』 (祥伝社新書 111) (新書)
本書は経済学の金字塔『資本論』の第1巻を冒頭からほぼ順序立てて解説したものです。『資本論』は労働者に向けて書かれた本であるにもかかわらず、その難解さ、分量の多さに多くの人が読了することなく挫折しがちです。本書は『資本論』を読む際のガイドブックとしての意図を持って書かれたと、著者は述べています。新書判で350ページほどの分量。あの『資本論』をよくぞここまでコンパクトに要約し、解説したものだと感心してしまいます。 本書を読むと、まるで読書会かゼミナールに参加しているかのような気がしてきます。『資本論』からのマルクスの叙述の引用、著者による解説、そして激励。読者がくじけないように、歴史的背景やあるいはその後の展開、マルクスの意図や『資本論』全体に置ける位置づけなどを散りばめて、読者の興味が尽きないように丹念に書かれています。抽象的な考え方に面食らいながら、読む側も半分騙されながら読み進めてしまいます。何より、『資本論』の内容、資本主義社会の法則がわかる喜びが大きい。私は「なるほど」の連続でした。 本書は『資本論』に向き合ったことのある人、これから向き合おうという人にぜひとも勧めたい一冊です。そして続いて『資本論』本体もお勧めしたいと思います。
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5つ星のうち 5.0
古典へのすばらしいガイド
資本論は19世紀に当時の先進国イギリスを対象に書かれた経済学の本です。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/1 投稿者: 八王子狭間タウンズシニア
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