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超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方
 
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超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方 [単行本(ソフトカバー)]

沼田 やすひろ
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

知識、経験、教養、一切関係なし!
大人気講師がクリエイター育成マル秘メソッドを初公開!

本書の「ONE PIECE」「千と千尋の神隠し」「マトリックス」分析で、誰でもおもしろい映画、漫画、ゲーム、小説ができる!

物語性のある、すべてのエンタテインメントに共通する「おもしろさ」構造があります。それは、プロットの「13フェイズ構造」と、「らしさ」を作る「リマインダー」。

東京工科大学客員教授の金子満氏の研究した理論に、シナリオアナリストで脚本家の著者の経験知を加えて、物語をおもしろくするノウハウを「超簡単」に、「すぐに使える」ものとして完成させました。具体的な映画などのエンタメ・コンテンツを多数例にとって、わかりやすく説明したこの本通りに、あなたも見よう見真似で創れば、どんなエンタメでも……形はともかく、オリジナルのストーリーやキャラクターを「おもしろく」創り出すことができます!

内容(「BOOK」データベースより)

「ONE PIECE」「千と千尋の神隠し」「マトリックス」分析で、誰でもおもしろい映画、漫画、ゲーム、小説ができる!知識、経験、教養、一切関係なし!大人気講師がクリエイター育成マル秘メソッドを初公開。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 234ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/10/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062172461
  • ISBN-13: 978-4062172462
  • 発売日: 2011/10/22
  • 商品の寸法: 21.4 x 15.1 x 2.1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
一般的に、抽象性が高い概念ほど、汎用性も高くなる。だからシド・フィールドの本で挙げられた三幕構成と2つのプロットポイントという抽象的な構造は汎用性(使いまわしやすさ)が高い。そのほかの細かい部分は脚本家の腕次第、というわけだ。しかし、これはあまりにも残酷な話だ。この構造を使って脚本を書いているシドの生徒はたくさんいるが、面白い映画を書いた人は限られている。シドが狡猾なのは「面白い脚本の書き方」は一切教えていないところだ。僕は面白い脚本が書きたい。誰だってそうだろう。

そこで、シド・フィールドを超えて、具体的な面白さに踏み込むという大胆な試みをしてみせるのが、この本。

**

第一部は、脚本に求められる二つの軸(プロットとテリング)や、脚本の全体像をはっきりさせるためのショート・プロットという方法や、三幕構成や起承転結などといった脚本の構造的なアプローチを明かしながら、最終的には「シド・フィールドの方法は素晴らしいけど、物足りない」と指摘。第二部から、著者と師匠が生み出した”13フェイズ構造”で、面白いプロットを作る方法に取り組む。

ここまでをメタ的に見れば、まさにシド・フィールドの提唱する第一幕の「状況設定と説明、そして二幕へ転換するプロットポイント」を適確に配置している。ここから逆に考えれば、この本は「名前は売れていないが地道に活動してきた人気講師が、”面白い”に挑戦し、何らかの答えを導き出す、僕らワナビーに向けた、挑戦的指南書」なのである。

第一部を読むに、タイトルの俺様感に反して、著者はとても誠実に”面白さ”を研究している。ここら辺、意外なギャップにキャラ萌えするところである。

第二部からは、シドの言う第二幕、展開部に入る。偉大なる巨人シドに挑み、面白さの秘宝を手に入れるための試行錯誤の部分である。燃えないわけがない。

第二部は"13フェイズ構造"のそれぞれの段階を具体的に説明する。ここがメインと言って良いだろう。

第三部は”リマインダー”という著者独自の面白さを引き出すアイデア。

第四部は物語に欠かせないキャラクターについての掘り下げ。

ここまでが第二幕(展開部、葛藤部)だ。

第三幕(結末)は、この本の中にはない。この物語を完結させるのは、読んで反応する僕達だ。

**

さて、話を内容に戻そう。

13フェイズ構造が具体的に書かれるわけだが、僕はこれを見て「アチャー」と思った。冒頭に書いたように、抽象性が高いほど汎用性が高く、抽象性が低ければ汎用性は低いのだ。13フェイズ構造は、13段階もある上に、順序まで決まっていて、内容に踏み込んでいるため、抽象性は高くない。よって、汎用性も低いことは、論理的に明らかだ。ここで読むのを止めようかとも思ったが、著者の心意気を無碍にもできない。それに、抽象性が低いということは、具象性が高いということで、具象性が高いということは、還元しやすいということだ。つまり、使いやすい知識を期待できる。

**

読後の感想としては、悪くない本だと思った。”13フェイズ構造”はやっぱり汎用性は高くないが、順序を崩して、それぞれの要素単体を見ていけば、創作の強力なヒントになる要素がたくさんあった。ここに挙げられたヒントを自分なりに噛み砕た上で、再びシド・フィールドの構成に立ち返れば、面白いものが作れそうだ。希望が沸いてきた。

はっきり言って、読んで良かった。

そういうわけで、この本をそのまま受け取らず、批判的に読んでいけば、”伝わる面白さ”に近づいた気分になれるのでは。

**

著者がこの本を書き、僕らがこの本を読むという体験も、また一つの物語である。ほろ苦い結末の物語でも、面白いものは面白い。

創作を志しているならば、読まないよりは、絶対に読んだほうがいいと思う。
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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
ヤマカンを激怒させたことで話題を呼んだ(?)沼田氏の本です。

所謂王道ストーリーの作り方(プロットの「13フェイズ構造」)とそれ以外の武器となる要素(「リマインダー」)について書かれています。
前者は作品の完成度(普遍的な良し悪し&弱い商品性有り)を、後者は作家性(個人差による好き嫌い&強い商品性有り)を決定します。
この2つの要素を完全に分けて考え、両立することで初めて大衆の心を掴む物が出来るというのがこの本の趣旨です。
つまり良く出来てて個性的なものが売れる!という当たり前の事を丁寧に述べてくれているわけです。
いまいち思うような結果を残せなかった物は2つの要素を混同して考え、どちらかが欠けてしまっていたのだと考えられます。
(前評判のわりに酷評された物はプロット、もっと評価されるべき隠れた名作のような物はリマインダー)

プロットの13フェイズ構造は絶版された「神話の法則」という本のやり方に似ていて、シド・フィールドなどのハリウッド脚本術をより実用的に進化させた感じの理論となっています。
特に起承転結の「承」やハリウッド三幕構成の「葛藤」の部分を具体的にどうすれば良いのか分からなかった人にオススメです。
著者曰く人間の本能から逆算して考えられているらしく、なぜそうするのかを論理的に述べてくれているので、人に受け入れられ易い話のパターンは結構限られているということが分かります。
では一本道なストーリーしか作れないのかというとそうではなく、例えば13フェイズを入れ子構造にしたり、複数のキャラに使ったり、時系列を入れ替えたりすればいくらでも複雑にすることが出来る余地はあるのです。
あとは設定や演出といったリマインダーで味付けして個性を付けるので、他のレビューで述べられているような(といっても1人ですが)"亜流"にはならないと思われます。(この本にはたくさんの作品例が紹介されていますが皆違う物です)

レビューを再投稿してまで自分の考えは絶対だと主張したいどっかの誰かさんが「ノウハウ本で売れるものが作れたら皆大金持ちだ」とい言っていますが、
本書の内容は読んだだけですぐ実行できるような簡単なものではありません。寧ろ、それが出来たら苦労しないよといいたくなるなるようなことが書かれています。タイトル詐欺です。
デッサン本を読んだ人が必ずしも魅力的な絵が描けるようになるわけではないのと似たような事だと思います。
因みに内容説明に知識、経験、教養、一切関係なし!と書かれていますが、著者は豊富な人間観察や作品鑑賞を奨励しています。

言うまでもなくこの本の内容は「他人を楽しませる」商品としての映画や漫画、アニメなどを創り出す際に参考になるものであり、文学性を重視していたり自分さえ楽しめればいいと思っている人の役には立ちません。
クリエイターというよりもエンターテイナーを目指す人に読んでほしい一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 この本は第1部の基礎編を含めて、プロット、リマインダー(筆者はリマインダーを「コンテンツの特色を視聴者に特徴づける描写」と定義、「……らしさ」と考えるとわかりやすいと述べています)、キャラクターの4部構成になっています。筆者は、脚本家としての実績もあり、シナリオアナリストとこの本でも紹介されているように、主にシナリオライター目線で書かれており、実例も(漫画やアニメの例もありますが)映画が多いです。

 まず基礎編ですが、参考になった点は日本のシナリオの起承転結とハリウッド脚本術の3幕構成との関係をざっとですが、おさらいしていてくれた点です。特にハリウッド脚本術の「プロットポイント」や「ミッドポイント」の意味が今ひとつ理解できなかった私にとっては有難かったです。

 次に、プロットの部ですが、これがこの本の目玉だと思っております。ハリウッド脚本術の3幕構成をさらに発展させた13フェイズ構造が、ヒットした映画などの作品のプロットにはあると説明しています。筆者も実際に教えている専門学校の生徒に「13フェイズ構造を教えたからと言って面白いストーリーが書けるわけではない」と述べていますが、実際自分がストーリーを考えるときの参考にはなるのではないか、と私は思います。確かに「ヒカルの碁」や「機動戦士ガンダム」のストーリーにもこの13フェイズ構造論に書かれている「成長葛藤」と「破滅葛藤」があるな、とは思いました。
 そして13フェイズ構造で面白いストーリーにするコツについて書かれてあります。このコツについても基本的に仰る通りだな、と私は思いました。

 次に、リマインダーの部ですが、リマインダーの定義は上述したとおりですが、聞き慣れない言葉であり、説明しづらいです。大まかに言ってしまうと「プロットから作品を書き上げる際に使う演出方法」が書かれてあります。特に読者もしくは視聴者の「感情」をリマインダーで操作する方法について、(13フェイズ構造のストーリーの中でどのように使うか)詳しく書いてあります。

 最後にキャラクターの部ですが、良い意味でも悪い意味でも、プロット構造論の点から役割別に8種類に分けて説明しています。キャラクターの創造についても言及していますが、(作品の)テーマを表現するための世界観とプロットが生かせるキャラクターの創り方のようです。

 全体を通じての感想ですが、非常に論理的に書かれてあって、そういう意味では良い本です。ただタイトルに「超簡単!」と銘打っていますが、「リマインダー」に代表されるように聞き慣れない用語(造語?)が多くて、本当に内容を理解するのには時間がかかりました。この本のウリはやはりプロットについての叙述の部分が傑出しているように思えます。逆にキャラクターについては、「キャラが立つ」ことよりもあくまで(プロット構造論から考えて)プロットを転がせるキャラクターの在り方に終始しているように思えます。そういう意味では、脚本家向けで、漫画やライトノベルを書きたい人は少し考え方を修正する必要があるのかもしれません。ただ、上述したようにプロットの部は参考になると思います。

 最後に本書を読んで本当に売れる作品が書けるようになるかどうかの論争があるみたいですが、基本的にストーリーやキャラクターの発想方法は(どちらが先かを含めて)個人によって千差万別であり、作品を書くのは本人の力量・努力の賜物であり、ハウツー本はあくまで参考にしかなりません。参考になる部分が少ないハウツー本も結構あるのに対して、本書は少なくともプロットの部は非常に参考になったと思いましたので、星五つとさせていただきました。
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