1980年代を識る読者にとっては、安彦良和氏の書かれた
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と同じく、
圧倒的な郷愁を呼び起こすとともに、
当時の作画レベルのフラストレーションを晴らしてくれる作品。
よって本作を時代背景無しに単体で手に取る読者には、
一個の完成された「漫画」作品として捉えるのは厳しかろう。
オリジナル作品のオリジナルスタッフによるコミカライズではあるが
第3巻までくると、市井の小道具を中心とした30年の時の流れと
女子高生の意識の差が、そこここに軋轢を生んでいる。
まあそれはそれで楽しいところなのだが。
回顧以上に現代のロボットアニメシーンに与える影響は無いに等しいが
売るべきマーケット/ターゲットだけは間違っていない作品。