超常現象とされていることが実際には脳によって間違って認識されていることにより起こっているように見えているという話.
いろいろな題材を取り上げて,その例を示している.
騙されるというのは『脳は「自分が見たいもの」しか認識できず,「意味のないもの」に意味を見出してしまう.』ということのようだ.
バカの壁 (新潮新書)という本を思い出した.人の意見を無視してしまいがちなのもうなずける.
「占い師の化けの皮をはぐ」の章では,その脳の認識の仕組みをうまく利用しているという話があげられているが,具体例をあげてあり納得感がある.
「マインドコントロール」の章では洗脳の方法とさらにそれから身を守る方法が書かれている.
最後に「特別付録」として「これであなたも超能力者」という章があり,読心術の方法などが簡潔にまとめられているが,ここまで読んできてこの章を読むと少し笑えてしまう.
人間の脳は精緻にできているがゆえに,誤作動も起こしやすいとワイズマンは言っているそうだ.
騙されやすい人は読むと良いかもしれない.
この著者の本で前に読んだ
その科学が成功を決めるほどではなかったが,結構面白く読めた.