いわゆる「実戦形」の詰将棋よりもさらに「実戦的」であり、最終的に持ち駒が残らない
というルールがある点を除けば、指し将棋の即詰めそのものといっていいです。
当然、普通の詰将棋にあるような、華麗な手順や豪快な捨て駒は鳴りをひそめ、いわゆる
「当然の手」が増えてきます。
しかし、その分、実戦での応用は利くところもあり、その辺の評価は各人の好みと棋力に
よって異なってくるでしょう。
パズルとしての面白さと、指し将棋での実用性とは、完全にトレードオフの関係にあるとは
思いませんが、両者を両立させることの難しさは、本書から伝わってきます。
これは意外に労作であったと思います。、
「級位者で寄せに難あり」、という人には星5つ、「寄せの力は十分。良質のパズルを。」と
いう人には星3つ、という感じでしょうか。