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本書によれば、少年のころからユングは超自然の現象をよく知っていた、という。降霊会に顔をだし、予知夢を見ることもあり、晩年は中国の易経と錬金術の研究に没頭した。彼は「科学者ユング」と「占い師ユング」のふたつの顔を持っていて、それらの間を橋渡しするために「元型」「集合的無意識」「象徴」という独特の概念で人間(自分)の心を説明しようとした。いずれにせよ、彼の心理学には神秘的な現象への情熱が隠されており、それがよくフロイトと比べられて、ユングが「女性的」だと言われる由縁だという。
著者はロンドン占星術師組合の理事を務めている。というと、本書がかたよった観点から書かれているように聞こえるが、そんなことはない。「精神分析の確かな後継者」と目されつつ、ユングが師のフロイトと仲たがいをし、理論的にも決別していった背景には、オカルト的な興味の有無が大きく影響していた。ニューエイジの思想などにも影響を与え、単なるサイエンスに終わらなかった「ユング心理学」の世界。全ページイラスト入りの読みやすい本書を携えて、その入口に立ってみてはいかがだろうか。(金子 遊)
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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
図解が良かった,
By ゆみっちょん♪ (関東地方) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 超図説 目からウロコのユング心理学入門―心のタイプ論、夢分析から宗教、錬金術まで (講談社SOPHIA BOOKS) (単行本)
占い師の方が書かれている心理学の本です。専門外という事で最初は半信半疑だったけれど、面白そうだったので図書館で借りてみました。 幻想的な絵が沢山描かれていて、絵本を読んでいるようにわくわくしながら楽しく読むことが出来ました。 ユングの身の回りに起きたオカルトチックな話や、ある夫婦達のホロスコープの太陽の星座や月の星座、アセンダントの相性など調べて研究していた頃の話など、占い師さんならではのご専門の視点からの解説が良かったです。 ユング心理学ではお馴染みの錬金術の話なども図解で分かり易く、とても勉強になりました。
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