本書は、同著者の類書の「財務三表一体理解法」の内容を、より初心者向けにした印象。
文字が大きくなり、図表も大きくなり、内容が絞られた。
本書では、たとえば「財務三表一体理解法」では、たとえば「HPを作成を発注、外注費20万円を支払った」
といった細かい取引も解説がされていたが、そういった瑣末なものは省かれている。
なぜか他の類書よりも中小企業の社長さん向けを想定して書かれている印象で、
後半に行くにしたがって、中小企業の社長さん向けの説教的なニュアンスが徐々にでてくる。
「財務三表一体理解法」を読んでも理解できず、どうしても理解したいと思っているような人は、本書を手にとってみるのが良いだろう。
が、解説手法自体は同じであるため、あきらかに解説手法がなじまなかった方にはおススメできない。
他方、他の類書を読んで理解できた読者は、本書を買う必要はまったくない。
j個人的には、図表に取引が起こった「後」の数字だけを記載している点が惜しいと思う。
取引が起こった「前後」で、数字が財務三表の間でどのように変化しているのかを、一つのページにまとめれば、より初心者には分かりやすくなったのではないか。
解説の平易さ以外に本書を買う意味が乏しいことと、初心者向けという意味では図表の工夫が今一つな点から星3つ。