巷にあふれる勉強法・テクニックへの偏重主義を脱して、
「当たり前のことを当たり前にやる」
「平凡なことを続けることで、非凡になれる」
このメッセージは、今のビジネス書マーケットに一石を
投じるに値する、非常に重みのあるものだと思う。
勝間和代さんらがここ1〜2年で築いた
「効率重視のハウツー本」のある意味逆の視点を提供する、
というコンセプトと思える。
このコンセプトの素晴らしいのは、
確立した効率的な方法、ハウツーにたどり着くまでの、
プロセスに目を向けよう、という視点を提供できていることである。
…と期待して、購入したが、
あえて法律的な用語を使ってみると、
「相殺の結果、消滅した」という印象です。
テクニック集にもなっておらず、
一流へとたどり着いた「平凡を繰り返したこと」
という過去も見えず、
たんなる“随筆”という感じがしました。
全体の構成を、法律家らしく、かちっと4つに分けたところまでは
好感が持てましたが、
中身は、
「一流の人間二人による、思っていること・感じていること」
というようなものです。
もちろん、二人とも、類まれなる才能を持ち、
努力をなされた方だと思うので、
それ自体にも価値は充分あるともいえると思いますが、
個人的には期待を裏切られてしまい残念な気持ちです。