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超人間・岩村 (集英社スーパーダッシュ文庫)
 
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超人間・岩村 (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫]

滝川 廉治 , toi8
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

人は彼を超人間と呼ぶ…!!
岩村陽春は平凡な学生だが、奇妙な癖があった。人が無理や不可能という言葉を口にすると怒り出すのだ。そして彼は、本当に不可能か確かめるために行動を開始する。第7回スーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作。

内容(「BOOK」データベースより)

妙見高校に一人の男がいる。名は岩村陽春。アメコミ同好会に所属し、友人の多村やマルカーノとともに日々を送る彼は「無理」や「不可能」という言葉を聞くと行動を開始する。それが本当に「不可能」な事なのか、それとも「可能」なのかを見極めるために。安易な「諦め」や「絶望」を、この世界から駆逐するために。人はそんな彼を『超人間』と呼んだ…!一方、新聞部一年・高津五月は先輩の杉浦夜那とともに『超人間』の密着取材を命じられるが、なぜか演劇の主役を演じることになってしまい!?第7回スーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作。

登録情報

  • 文庫: 280ページ
  • 出版社: 集英社 (2008/9/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4086304465
  • ISBN-13: 978-4086304467
  • 発売日: 2008/9/25
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 430,945位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
 妙見宮高校には超人間と称される生徒、岩村陽春がいる。普段はアメコミ同好会の会長だが、「無理だ」「不可能だ」というセリフを耳にすると、無理であることを確かめるために他の全てを投げ出して、アメコミ同好会の仲間である多村豪や紳一郎・マルカーノと共に、その無理難題に挑む。そして必ずやり遂げる。
 新聞部部長の高津初美の妹、五月は、アメコミ同好会への潜入取材を命じられる。そのパートナーは新聞部の優秀な先輩であり、それにも拘らず煙たがられている杉浦夜那だ。二人が仮入部してからしばらくは平和な時間が続いていたのだが、生徒会の方針により廃部寸前の演劇部の川崎八枝の奮闘を知り、岩村が動き出す。

 大変だったり難しかったり、失敗したら恥ずかしいと思ったりして、やる前から諦めてしまう事も多い。諦めても自分の人生に致命的なことは起こらないと思っているからだ。しかし岩村はそうは思わない。無理だと思われていることに絶望したり、あるいは挑もうとしている人間がいれば、何をおいても駆けつけて、何も聞かずに手助けをする。
 そんな岩村をいささか疎ましく思っている生徒会。会長の森直規は、無駄に多い部活動を整理し、実績のないところを廃部にすることで、予算の合理化を進めようとしているのだ。その配下の秋山守孝や伊藤信幸は、森の思想をさらに直接的に進めようとする。

 この本の主人公は、岩村の他にももう一人いる。それが高津五月だ。彼女に岩村のような積極さはないが、出会った人に虚心に接し、その人の本質に触れ、たとえそれに同意できないにしても尊重する。そんな目立たない強さがある。
 これに対して岩村陽春の手法は、ある意味では自分の思想を相手に押し付ける面もあるわけで、そこには否定されることへの弱さが見えなくもない。彼がどうしてこの様になったのかは、おおよそ最後まで明らかにはされない。しかし、どこか悲観的でありながら、異常なまでに前向きな彼の生き方は、否定できるものではないだろう。
 そしてこの本の本質をあらわすセリフをひとつ。「絶望とは人生で一度も遣わなくて良い言葉の一つだ」
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
すばらしい青春群像劇です。巷に溢れる、「売れ線の要素をこれだけ盛り込んでみたんですがどうでしょう」的な、類型的、工業的、ファストフード的なライトノヴェルとは一線を画し、節々から創意と熱意を感じ取れる作品でした。彼らの同好会が「アメコミ」ってのも良いですね。さらにイラストも質が高くなおかつ作品の雰囲気との親和性も高いです。

というわけで基本的に素晴らしいのですが、それゆえにごく一部に含まれる陳腐な要素が過剰に目に付いてしまい作品に没入しきれなかったのは心の狭い私だけでしょうか。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
熱い想いだけを武器に現実の厳しさや諦めがちな不条理に立ち向かう熱血野郎の物語
こう書くと「70年代じゃあるまいし」と思われかねませんが本当にストレートな熱血が
テンプレキャラが安易に超常能力を振り回す今日びのライトノベルの世界では逆に新鮮
能力的には平凡でも行動力と想いの強さが並じゃない熱血高校生・岩村とアメコミ同好会三銃士
彼らが小さくても大切な居場所である部活を「実績が上がっていない」事を理由に奪われようとした時に
「諦めるな!」と立ちあがる所から物語が幕を上げます
欲を言えば岩村や新聞部の鼻つまみ者である杉浦の過去と現在を今少し丁寧にストーリーの中に織り込んで
くれたら星5つだったのですが…これがデビュー作であるという事で次作に期待!
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