「あれ?そういえばいつのまに記憶戻ったっけ?」これが読み終わったときの感想でした(汗)。いつもどおり、適当な読み方をする読者には優しくない聖先生です。すぐ1巻から読み直しましたよ。
読み込んでからは、「これって結局、読者も含めてロック=作者の手のひらの上で翻弄されたってことですか?」という感想に変わりました。エスパーコントローラが重要なキーアイテムになるかと思っていたのに。「セテ・マイノック」と名乗ったときのアガリ感がハンパなかったのに。私を含めマイノック大公の活躍を期待した人は多かったはず。
そして取ってつけたような最後のレースは、みなさんご存知のアストロレースのセルフオマージュですね。わかります。このあたりで思わず「哂って」しまった読者も多いでしょう。さわやかな懐かしさを覚えたエンディングだったと思います。
4巻にわたる作品なので「ニルヴァーナ」のような骨太なストーリーを読みたかったという気もしますが、これもまたロックの魅力のひとつ。スピンアウト的なエピソードでありながら、ピリリとスパイスの効いた小品になっているのはさすが聖先生です。脱帽です。最後に哂ったのはロックと、そして聖先生ですかね。