久しぶりにロックの新作を読みました。私たちの暮らす、今現在ととても近い時代で活躍するロックの話なので、びっくりしました。
ロックにはまだ自分が不老不死なんだという自覚はないようで(もう何度か「生まれ直して」はいるようですが本人に自覚はない)、孤独感や悲壮感が他の時代よりも少なくて、自分の気持ちをわりあい素直にオープンに出していて(年齢までオープンにしている!)、なんだかロックが幸せな感じで・・・嬉しいというか、せつないです。特に最後のロックのセリフがぐっと来ます。
話の内容自体はシリアスで、ロックがそんなに強くなくて不死身だとも思っていないのにすごく捨て身で戦っていて、(死なないと知っていながらも)ハラハラしました。
ただ、この話の主要登場人物が、過去に発表された作品とリンクしていないのが物足りないです。この作品のあと続編は作られているようですが。ロックを読む魅力って、「あ、あの話に出てきたあの話題!?」と、頻繁に過去発表されたものを読み返しながら読んでいくところにもあると思うので・・・。