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超・格差社会アメリカの真実
 
 

超・格差社会アメリカの真実 [単行本(ソフトカバー)]

小林 由美
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (54件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

アメリカ人は4種類しかない。超金持ちと、仕事のプロと、貧乏人と、社会的落ちこぼれだ--。ニューヨークとシリコンバレーで日本人初女性エコノミスト、証券アナリスト、コンサルタントとし26年間活躍して来た著者が、アメリカでのビジネスの実体験と調査に基づいて的確にとらえたアメリカの「階層社会」の本当の姿。日本の百倍おっかないアメリカ版「希望格差社会」「下流社会」の実態を、具体的なケースと数字で鮮やかに暴く。さらにその上で「それでもなぜ、アメリカは前向きなのか? アメリカは住みやすいのか? ベンチャーが生まれ続けるのか?」というアンビバレンツな疑問を解く。小泉改革末期、「階層社会化」が問題視される日本の今と未来を考える上で、格好の先行事例であり、反面教師でもあるアメリカ社会の秘密を教える、格好のテキスト。

内容(「MARC」データベースより)

富の6割が5%の金持ち層に集中。国民の3割が貧困家庭。アメリカの豊かな中流家庭は、なぜ貧困層へと転落したのか。日本もそうなるのか? アメリカ社会の構造とその生成過程について、自らの経験と知見をもとに検証する。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 294ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2006/9/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 482224542X
  • ISBN-13: 978-4822245429
  • 発売日: 2006/9/21
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (54件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 これは随分な拾い物、でした, 2007/2/6
By 
モワノンプリュ (Japan) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 超・格差社会アメリカの真実 (単行本(ソフトカバー))
 著者紹介によれば著者は75年に東大経卒だから、50年代前半の生まれか。もちろん雇用機会均等法以前の世代で、「高卒5年目」(p280)の処遇で旧・長銀に入社。退職後、82年にスタンフォードでMBA取得し、ウォール街の証券アナリスト(日本人初)。85年、コンサルティング会社立ち上げに参加。この間、国際結婚したが、夫君に先立たれている(p292)。常に闘いの人生を送ってきた筋金入りだ。

 「はじめに」に「今この本に書いていることを30年前に理解できていたら、筆者の人生は相当違っていたと思う」とあるが、本音だろう。本書には、著者が「実戦」の中で掴んだ「知恵」が詰まっている。闘い抜いて来た人だけに、日本のニート・フリーター問題についても、「就職戦線に女性も参戦し、大学進学率も上昇しているのだから、総体的には高度成長期と大差ない」(p280)などと厳しい指摘もある。

 いかに優秀で筋金入りでも、大学教員の肩書きもなく、一般には無名の、異邦に生きる50代女性が書き下ろしを出版するのは難しい。だから話題の「格差」が前面に出た、やや煽情的な書名が選ばれたのだろうし、表紙の著者名下にまで「在米26年」などと余計な但し書きがついている。装丁も黒地に金文字でどぎつい。しかし内容は自分の経験を米国の歴史的成り立ちから正攻法で理解し、説明しようとするもので、成功していると思う。歴史といっても好事家的なそれではなく、あくまで現在を捉えるための、アクチュアルな歴史だ。

 「グーテンベルグによる印刷機の発明によって出版が急増した」(p98)などと雑な記述も紛れ込んでいるようで、論を展開する上で手当たり次第に使えるものを使ったという印象もあるが、その切迫感が魅力ともなっている。
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32 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日米の文化の差を言葉で表現しようとしている本。, 2006/11/27
レビュー対象商品: 超・格差社会アメリカの真実 (単行本(ソフトカバー))
著者自身の経験の範囲を超えないとことわりを入れたうえで、日米の文化の差を出来るだけ言葉で表現しようと努力している。内容はなかなか刺激的で示唆に富む。巷間に溢れかえる「あるある」という暗黙知の確認作業を越えて、「ナルホド、そうだったのね」と思わせてくれる指摘も多い。私の評価で本書は、「読んでも良い本」と「読むべき本」の間に存在するが、やや「読むべき」に寄っていると思う。

著者は、他の元著名コンサルタント達などと異なり、「名前」で本が売れるほどの固定ファンやネームバリューはまだない方である。が、だからからか、本書の内容は元著名コンサルタント達の著書などにはない鋭い切れ味と謙虚さを併せ持っている。
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77 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 アメリカ社会についての最良の解説書, 2006/12/19
レビュー対象商品: 超・格差社会アメリカの真実 (単行本(ソフトカバー))
 アメリカ社会についての書物は数多い。私もこれまで15冊ぐらいは読んでいるが、本書は最高である。

 著者は、日本での、いわゆる「アメリカ専門家」ではないが、「日本人の眼」を持ったアメリカ人と言えよう。「アメリカ専門家」は、大学教授、数年滞米したジャーナリストなどであり、名前が売れているから本も出しやすいが、アメリカで付き合う相手は同業者、政治家、ロビースト、財界人などであり、「上澄みの」情報と体験で書いているから、真実の姿が分からない。本書に出てくる著者の友達・知人は、色々な階層にまたがっており、「等身大の」アメリカ人の姿を見せてくれる。

 また、著者のアメリカ史に対する造詣は相当なものだ。経済や金融の切り口が入っているので、よく分かる。ただ、本当に読む込むには、読者の方に経済、政治、歴史のある程度の知識が要る。この本は、一行一行の凝縮度が高い。かなりの学識者と見たが、こうした日本人が居ることにうれしい驚きを覚える。これまでの著者のアメリカ生活の卒業論文のような本だから、続編が書けないのではないかという気もするが、この本一冊でも、アメリカの今後を占うには十分ではないかと思う。

 あえて言えば、本著の欠点は、図表、特に地図が見にくいことである。カラー印刷にするか、出版社の方で工夫して見やすくしたら良かったのではないかと思うが、これで星半分減らしても5つ星以上であると思う。
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