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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
BINGO!!,
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レビュー対象商品: 超フェラーリ主義 (単行本)
人は誰しもその心の中を探れば、素晴らしい本との出会いの一つや二つが浮かび上がるであろう。日々の生活の埃に覆われ、普段は意識の表層には出てこない。だが、その記憶は長い時を隔てても決して消え去らず、輝きを失う事もない。私にとっての忘れ得ぬ本、それはMJ清水草一著「そのフェラーリください!」である。何故、あれほど強烈な感動が与えられたのか、まず氏の卓越した力量がある、そして出会った車の一台一台が輝いている。さらに登場人物の一人一人が確かにそこに存在しページの中で生きている。きっとそれらとの出会いがまた、その時に、その為だけに存在していたのではなかろうか、そう思わずにはいられない。そして問題の新著「超フェラーリ主義。」である。「現代の神話」の章にみられる氏の卓越した洞察力は、読む者すべての心情がそこへ投影され、やがては灰になる人間の不条理を切ないまでに描写する。MJ清水草一著「超フェラーリ主義。」、またしても忘れ得ぬ一冊の本として、私の中に強烈に刻み込まれてしまった。私と氏の著書と出会い、タイミング、その総てが、まさにBINGO!!な訳である。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
男の夢をかいまみる。,
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レビュー対象商品: 超フェラーリ主義 (単行本)
今までの清水氏の著書とは違い、今回のものは「男の夢」をかいまみることができる。フェラーリの酸いも甘いも知り尽くした清水氏はもはやフェラーリはぜんぜん凄くないとまで断言してしまった。作曲家のマーラーのように宇宙を見てしまったのだろう。氏は車だけでは満足できずなんと軍艦島にかなりのページをさいて詳細を綴り、廃墟に対しての興味もみせている。だが今回の著書の白眉はなんといっても「陸上自衛隊90式戦車」の項である。誰もが一度は乗りたい戦車に氏は試乗し、「戦車にのり、でっかい弾をドカンドカンと撃つ」のが男の夢だと。しかし私が思うに今回の著書を通じて氏がもっとも言いたかったのは「フェラーリでチャラチャラする」ことであろう。なぜなら本の中程、102ページの見開きをぜひ見て欲しい。そう、氏の愛車のフェラーリ355スパイダーの助手席でかわいいお姉ちゃんが微笑んでいるのだ。
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
謙遜と自慢のあいだ,
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レビュー対象商品: 超フェラーリ主義 (単行本)
フェラーリお笑い系の第一人者、清水草一氏の最新作でもあの独特な熱い文体は健在である。しかし、それは氏の豊富な知識・経験と冷静な判断力に裏打ちされているからこそ説得力があり、皆からの支持を得られているのであろう。これはまさにフェラーリという存在と同じではないか?またフェラーリだけでは飽き足らず、いろいろな乗り物のレポート(枝打ち機からロケットまで)を通して乗り物全般に対する愛情が伝わってくる。フェラーリという車の魔力に毒されて他の物に興味をなくしてしまう人が多い中、清水氏のそういったスタンスは非常に好感が持てる(たんなる乗り物オタクかもしれないが)。それに氏の最近のテーマである「謙遜」もそこかしこにちりばめられており、世の中のフェラーリオーナーに対する偏見を払拭するのに多大な貢献をしていると思う。ただしアンビバレントな意味合いも多分に感じ取れる。謙遜と自慢は紙一重であるが、氏のアイロニカルな愛情表現に惚れている人は多いはずである。本書を読んでフェラ-リオーナーになる人も少なからず出てくるに違いない。かつての自分のように。
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