たとえば、「一見どこにでもありそうな」ツボ押しグッズで儲けた起業家の事例では、「シンプルでわかりやすい」という条件を満たしていることや、中国での生産と販売チャネルを旅館のみやげものコーナーとする仮説検証などで、より安く作って高く売る原則が貫かれていること、あるいは、「フィット感を生む数ミリのこだわり」の改良が成熟市場のなかで新たな「商品ライフサイクル」を生み出したことなどを鋭く指摘している。
本書では、このようにしてアイデアの発想のしかたや顧客の心をとらえるヒント、人脈やパートナーの作り方、儲けるための流通や販売、価格の戦略、お金の流れや管理のノウハウなどを、各種のツール紹介も交えて説き明かしている。そこから導くノウハウは明快で力強く、市場の「弱者」の活路となる。スタートアップだけでなく、売り上げ増などの事業再生のヒントとしても有効だろう。
起業家に求められる冷静さと情熱の両極から、バランスよくアドバイスをくれる本書。著者のバイタリティーも大いに参考になる。(棚上 勉)
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内容はマーケティングが中心で、具体例を豊富に取り入れていて非常に理解しやすい。特に、ターゲットとする顧客の絞り方と、顧客の立場に立ったマーケティング戦略の説明は明快。
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