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起業は山間から‐石見銀山 群言堂 松場登美
 
 

起業は山間から‐石見銀山 群言堂 松場登美 [単行本]

森 まゆみ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

美しい日本の「和」の暮らし、何を残して何を創るのか。
石見生活文化研究所は、人口五〇〇人、過疎の町、島根県の石見銀山から、ファッションと生き方を提案する企業である。
昔の町並から、心地よいデザインと素材のヒントを得、古い家を修復し、ショップとして生き返らせる。
地域の環境と景観を守ることをビジネスにする。
その理想の実践は、可能なのか?

内容(「BOOK」データベースより)

人口500人の過疎の村で、100人もの雇用を生み出す企業がある。石見銀山生活文化研究所は、島根県から、ファッションと生き方を提案し続けている。昔の町並みから、心地よいデザインと素材のヒントを得、古い家を修復し、ショップとして生き返らせる。地域の環境と景観を守ることも、大切な仕事のひとつ。ソーシャル・ビジネスの実践は、ほんとうに可能なのか。

登録情報

  • 単行本: 232ページ
  • 出版社: バジリコ (2009/8/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862381448
  • ISBN-13: 978-4862381446
  • 発売日: 2009/8/5
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By みみちゃん トップ1000レビュアー
形式:単行本
森まゆみさんの著書が好きなので手に取りました。
デザイナーの松場登美さんの半生を、生い立ちから始まって現在まで聞き取り形式でまとめてあります。好みによると思いますが、聞き書き形式の為か、個性的なお二人のクセのある部分が上手に相殺されて、厭味の無い淡々とした仕上がりになっていて楽しめました。

群言堂という洋服のブランドのことはこれまで何も知りませんでしたので、商品開発や事業展開の経緯よりも、イベントの主催や古い民家の転用などの活動により興味を引かれて読みました。
最後の方に、石見銀山の世界遺産指定による集落への影響についても少し述べられています。
とはいえ、松場登美さんの波乱万丈も半生もかなり面白かったです。

町並みや暮らしに関するプロジェクトは、他地域の成功例を模倣するだけでは駄目だということを、改めて意識させてくれました。
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形式:単行本
ああ、いったい森まゆみは果てしなくどこまで行ってしまうのでしょうか。

ついこの間は、極寒の『女三人のシベリア鉄道』へ行ったばかりだというのに、こんどは島根県の石見銀山を訪ねてしまいました。

もちろん、彼女の本の世界に魅了されている方なら、とっくにお察しのように、本書は、例のいま流行りの勝つとか負けるとかいう御仁の、経済効率を解くというか、いかにすれば合理的に一生を過ごせるかとかお金が稼げるかといったこととは、まさに正反対の視界が映されたものです。

しかも、森まゆみは、ビジネス本やノウハウ本に充満する、儲けるために起業するというパースペクティブとはほど遠いところから発信されたメッセージを触媒しようとしているのです。

キーワードは、町おこし。東京の下町で地域雑誌「谷根千(谷中・根津・千駄木)」を20年間出してきた彼女の目は、眼光鋭くこの地域を照射します。その菩薩のような眼差しは、一瞬にしてこの地の真相を心温まる物語にして差し出してくれます。

古着の切れっぱしを使って作ったパッチワークが事の発端で、そこから麻や綿を主体とした和のデザインの衣服の独自ブランド=群言堂を作り、そして株式会社石見銀山生活文化研究所を設立して、なんと100人の方が働いて年商およそ10億円というから大成功された訳です。

なんだ、結局は金儲けの成功譚か、ですって?

それは、たまたま成功して利益が上がったというだけで、初めからお金目当てで儲けようと思う人は、人口わずか500人ほどの過疎地の集落で起業しません。

それにしても、石見銀山から一枚のパッチワークが世界中を駆け巡っていく様子を想像するだけでワクワクしてきます。

ぜひ一度、松場登美さんご夫妻の仕事ぶりを拝見してみたいものだと思います。

登録日 : 2010年1月28日 10:30:42
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