市民ランナーとして、金先生の本には今まで大変お世話になってきましたが、
体幹を使ったランニングフォームなど、技術的な話が多かったように思います。
でも、金先生の人生にこんなにも深い苦しみがあったことは本書で初めて知りました。
現役ランナーとしての挫折、休部に追い込まれた実業団監督時代、そしてガンの発病。。
私自身、市民ランナーとして悩むことはありましたが、この本を読んで、
そんなことは表面的でささいなことに過ぎないことを思い知りました。
走ることは、タイムや健康など自己満足のためのものでなく、生きることそのものなのだと。
何のために走るのかは、その人の生き様さえ表わすのだと。
金先生の奥さんの支えも素晴らしいです。
市民ランナーのためのクラブチームを立ち上げた際、将来が見えない中で、
「陸上界であなたぐらいしかできないでしょう」と励ましたエピソードには胸が詰まりました。