何も前知識が無く、手に取った一冊。
初の作家さんだと言う事もあり、最初は戸惑った。
創作なのか、実話なのか?
そういう観点から読むと、実に怖い。
普段使うことの無い「禍々しい」と言う言葉が、ピッタリとくる。
不気味というか、薄ら寒いというか…。
田舎の町に語り告がれるような、怖いお話。
これこそ、ホラーとも言うべき一冊。
●赫眼
●怪奇写真作家
●見下ろす家
●よなかのでんわ
●灰蛾男の恐怖
●後ろ小路の町屋
●合わせ鏡の地獄
●死を以て貴しと為す
書き下ろしのショートショートを除くと、上記の8編が収録されており
どれも秀作です。
中でも「合わせ鏡…」は、小さい頃 祖母の三面鏡で
同じような遊びをした事を思い出して
心底ゾッとさせられました。
夜に一人きりで読むと、怖さが増幅しますよ。