【あんたが守れない時は俺があんたの代わりに守る】
世にも珍しい真っ赤な髪色の宮廷薬剤師・白雪と、クラリネス王国の第二王子・ゼン。
ひょんなことから森の中で出会い、親交を深めるうちに惹かれあい、そしてついに互いの想いを確認し合った2人。
…と、ここまでが前回までのお話。
今巻では、第1巻で白雪を拉致しようとした巳早が登場するところから始まります。
“赤髪の娘を捜す少年を見かけた”……巳早がもたらした情報に困惑する白雪たち。
時を同じくして、白雪の母国である隣国・タンバルンのラジ王子から白雪宛に夜会の招待状が届く。
その後少年に関する目撃情報はなく、一抹の不安を抱えたままタンバルンへと向かう白雪だったが…。
相変わらずさらさらと読みやすい。
少し物足りない気もするけれど、それがこの作者の持ち味で魅力でもあります。
白雪に気持ちを告げてからのゼンのちょっとした甘えや、真摯で真っ直ぐな態度にどきっとします。
男を上げましたね。
白雪同様、これからの2人はどうなっていくのか…そう思いを馳せていたところに投じられたこの新展開。
白雪を捜す謎の少年。
思うに、今までほとんど語られることのなかった本人すら知らない白雪の過去につながっていくのではないでしょうか。
白雪を自分の手で守りたくてあがくゼン、この2人をどう思っているのか未だ見せないオビ、徐々に変化を見せ始める名物バカ王子・ラジ、そして渦中の白雪…。
様々な思惑を絡め不穏な雰囲気の中、しばし引き離された2人。
どうなる!
オビ&リュウの番外編も収録。
このコンビ、意外ながらも面白い。
徐々にその存在感を増すオビですが、彼の白雪への思いはどういったところにあるのでしょうか…これも今後ですね。