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赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫) [文庫]

庄司 薫
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (46件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 637 通常配送無料 詳細
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商品の説明

受賞歴

第61回(昭和44年度上半期) 芥川賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

女の子にもマケズ、ゲバルトにもマケズ、男の子いかに生くべきか。東大入試を中止に追込んだ既成秩序の崩壊と大衆社会化の中で、さまよう若者を爽やかに描き、その文体とともに青春文学の新しい原点となった四部作第一巻。芥川賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 177ページ
  • 出版社: 中央公論新社; 改版 (2002/10/10)
  • 言語: 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4122041007
  • ISBN-13: 978-4122041004
  • 発売日: 2002/10/10
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (46件のカスタマーレビュー)
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39 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 優しさと切なさと 2003/12/11
形式:文庫
もう30年以上が過ぎてしまったのですね、この「赤頭巾ちゃん~」が出版されてから。
日本中を揺るがせた大学紛争、高校生までも巻き込んだ学生運動を歴史的背景として持つこの作品は、そういった激動の社会や若者の無軌道なパワーをしっかりと捕らえておきながら、その主題はあくまでも優しく、優しさだけで良いのだろうか?となんとなく自分を見つめていく主人公「僕」の日常の生活や、悩める青春像に置かれている。
優しくほのぼのとした文体で、「僕」とガールフレンドの由美のやりとりが描かれており、とても爽やかな気持ちにさせられるのだが、読み終わった後に「あぁ楽しかった」だけでは済まされないような、一種の切なさ、やりきれなさ、未消化な気持ちを感じてしまう。
その未消化な悶々としたパワーの正体は、4部作を通して読み進むうちに、流されている自分や、やり残した事への軽い後悔の念であることがわかってくる。
30年前に読んだときには、主人公の年代に達していなかった私にはわからなかった。
数年後、主人公の年代に達した頃に読んだときには、自分も何かをやらなければという、焦りを感じた。
80年代に入ってから読んだときには、もう戻ることの出来ない過ぎた日への感傷が残った。
不惑の歳を過ぎた今、この作品は何を与えてくれるのだろう?
好きな作品として、真
... 続きを読む ›
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
投稿者 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE メンバー
形式:文庫
『赤頭巾ちゃん気をつけて』を本屋さんの書棚に見つけた時すっと手が伸びました。
感慨深いと言いますか、お久しぶりといった心境でした。
さっそく拝読させていただいて、これまで何にも判っていなかったな、と変な感想を持ちました。
少なくとも2度読んだことは覚えているのですが、その時の読後感と全く違ったのが不思議です。
多分、自分が変わったんでしょうね。
庄司薫さんが1995年と2012年に新たにあとがきを加えておられます。
これも楽しみにしておいてください。まさに感慨に耽る感じです。
以前読んだ時よりも格段に面白く読めました。
庄司さんがこの作品に込めた様々な文学的要素がようやく読みとれるようになったせいかなどと思っています(愚かな読者で申し訳ない)。
当初この作品は批難の方が賑やかだったと思います。
ノンポリ小説といいますか、左翼運動と対極的な保守的な学生を描いたというようなイメージに塗られたと思います。
さらに、文体ですね。庄司さんの「ぼく」「・・・のだ」という日本文学に挑んだような一人称は余りにも前衛的でした。多くのフォロワーを生みました。
村上春樹さんが『風の歌をきけ』で登場した時、庄司薫さんを連想しました。
さらにサリンジャーとの比較というより盗用疑惑
... 続きを読む ›
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25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 背景知識を少し。 2010/4/11
投稿者 koreyas
形式:文庫
この小説は、18歳の少年が書いたのではありません。

既に東大を卒業して10年近く経った、30歳の青年が書いたのです。

(現在でいえば、40歳ぐらいの感覚でしょうか。)

小説内の世界は、すべて著者によって計算されつくして

創り上げられたものです(著者自身の言葉によれば、

あることないこと、ではなく、「ナイコトナイコト」)。

この小説が芥川賞を受賞した時の選者の一人、あの才気の塊

三島由紀夫も、はたまた老獪な文人 林達夫も、庄司薫氏の才能に

舌を巻いた様子が、当時の選評や伝説からわかります。

もちろん、彼らも庄司氏が、かつての中央公論新人賞受賞作『喪失』の

著者 福田章二氏だということを知っており、三島氏の推薦文

(昔 この本『赤頭巾ちゃん』の裏表紙に印刷されていました)

などによると、ほとんど庄司氏を自分と同格扱いにしていたことが

見て取れます。

当然サリンジャーの単なる模倣なら、芥川賞の候補にもならなかった

でしょうし、4部作が出版されることもなかったでしょ
... 続きを読む ›
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 バイブルと言ってもいいかも。 2001/8/1
投稿者 "y-kazuon"
形式:文庫
18歳の庄子薫クンの物語。’69年芥川賞受賞作品。
内省的で友達思いで頭もよくて、ほんとにやさしくてかっこいい薫クン(本人はちっともそうは思ってないけど)。70年安保やらなにやらで東大入試が流れた二月のある日、色々あって、彼は人々を、社会を、彼をとりまくすべてを憎みかけてしまう。 けれどその時、あかずきんちゃんの本を買いに来たちっちゃな女の子が、薫クンの怪我した足をいきなり踏んづける。でも彼女は、すごく心配して、一生懸命気をつかって、とてもやさしくしてくれて。 薫クンはすごくやさしい気持ちになれて、嬉しくて泣きそうになるのだった。
薫クンシリーズの小説(あと三冊、「さよなら傑作黒頭巾」「白鳥の歌なんかきこえない」「ぼくの大好きな青髭」があるのですけど)は、ユーモアのある楽しい文体で読みやすくて、でも何度でも読みたくなります(何度読んでも泣きそうになるんじゃないかと思ったり)。 作者によれば、「男の子いかに生くべきか」を考えてた、とのことですが(「狼なんかこわくない」庄子薫著 より)、女の子ももちろんどうぞ。やさしい人ってこういう人かしら、と思えます。
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5つ星のうち 4.0 いい意味での「風俗小説」
 「隠れ左翼の草分けである。」というレビューがあまりにおもしろかったので、ちょっと触発されて書きます。... 続きを読む
投稿日: 27日前 投稿者: ねっとてんぐ
5つ星のうち 5.0 庄司薫の恋人の由美ちゃん役、テレビドラマでは仁科明子がやったんだ
芥川賞獲得に向けた意気込みが感じられる。「庄司薫」はこの作品のために名乗った。物語の主人公の名前である。しかし、都立日比谷高校は実在する学校なので誤解されないよう... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: とおのとほ
5つ星のうち 3.0 最後まで読んだ方が良い
前半というか七、八割方までは、何が良いのかよく分からなかったが、最後まで来てようやく読む価値があったと思えた。「ライ麦」と比べる向きもあるが、ホールデン好きとして... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: OtoyaMurase
5つ星のうち 4.0 あふれる妄想と腐敗の予兆
前半のハイライト、美しい女医とのかかわりは非現実の度が過ぎる。好意を持つ相手の傍で居眠りする女性はいない。逆に元気になるのであってそうでなければ人類は滅びる。加え... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 野次馬
5つ星のうち 5.0 出会えてよかった本です!
高校1年生の時に、大学を出て間もない若い女の国語の先生から勧められました。
私の高一は、1969年、ちょうど初版の発行年です。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: 開運
5つ星のうち 1.0 あまり面白くなかった。
彼に勧められて購入した本なのですが、私には途中で飽きてしまった本です。残念。
投稿日: 7か月前 投稿者: リン
5つ星のうち 4.0 いい時代のいい本
いい時代のいいお坊ちゃんの物語だが、嫌味とか時代の変化とかは全然かんじない物語です。
投稿日: 8か月前 投稿者: Amazon Customer
5つ星のうち 5.0 妙に新鮮・・・
 35年ぶりくらいに読み返して気づいたことがある。昔読んだときは、日比谷高校3年の「僕」(薫)が書いた私小説だと勘違いしていた。そんなわけないのに。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 栞ちゃん
5つ星のうち 5.0 みんな赤頭巾ちゃん
... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 森内
5つ星のうち 5.0 思い出に出会えました
本当にいい状態でした。
あるんですね、こんな状態で。本当に感謝です。
久しぶりに若いころの心を思い出しました。... 続きを読む
投稿日: 2012/6/14 投稿者: 1031egg
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