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赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫) 文庫 – 2002/10/10

5つ星のうち 4.2 49件のカスタマーレビュー

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第154回芥川賞・直木賞発表
芥川賞は『異類婚姻譚』、『死んでいない者』、直木賞は『つまをめとらば』に決定。 受賞&候補作品一覧 へ

商品の説明

受賞歴

第61回(昭和44年度上半期) 芥川賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

女の子にもマケズ、ゲバルトにもマケズ、男の子いかに生くべきか。東大入試を中止に追込んだ既成秩序の崩壊と大衆社会化の中で、さまよう若者を爽やかに描き、その文体とともに青春文学の新しい原点となった四部作第一巻。芥川賞受賞作。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 177ページ
  • 出版社: 中央公論新社; 改版 (2002/10/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4122041007
  • ISBN-13: 978-4122041004
  • 発売日: 2002/10/10
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 49件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
もう30年以上が過ぎてしまったのですね、この「赤頭巾ちゃん~」が出版されてから。
日本中を揺るがせた大学紛争、高校生までも巻き込んだ学生運動を歴史的背景として持つこの作品は、そういった激動の社会や若者の無軌道なパワーをしっかりと捕らえておきながら、その主題はあくまでも優しく、優しさだけで良いのだろうか?となんとなく自分を見つめていく主人公「僕」の日常の生活や、悩める青春像に置かれている。
優しくほのぼのとした文体で、「僕」とガールフレンドの由美のやりとりが描かれており、とても爽やかな気持ちにさせられるのだが、読み終わった後に「あぁ楽しかった」だけでは済まされないような、一種の切なさ、やりきれなさ、未消化な気持ちを感じてしまう。
その未消化な悶々としたパワーの正体は、4部作を通して読み進むうちに、流されている自分や、やり残した事への軽い後悔の念であることがわかってくる。
30年前に読んだときには、主人公の年代に達していなかった私にはわからなかった。
数年後、主人公の年代に達した頃に読んだときには、自分も何かをやらなければという、焦りを感じた。
80年代に入ってから読んだときには、もう戻ることの出来ない過ぎた日への感傷が残った。
不惑の歳を過ぎた今、この作品は何を与えてくれるのだろう?
好きな作品として、真
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投稿者 kokokara 投稿日 2012/3/11
形式: 文庫
新たに文庫で発刊されたので、購入しました。あとがきが読みたかったからです。
「あわや半世紀のあとがき」で、「こんなことを書いていると・・・・とめどもない」とあるが、
本当のことを言うと、もっと書いて欲しかったなあと思います。

題名ともなった、あかずきんちゃんの物語を買いに来た女の子に、
数多くある本の中から、「素敵な赤頭巾ちゃんのお話を選んでやりたかった。」ので、
「狼に食べられてもあとでおなかからニコニコして出てくる可愛い素直な赤頭巾ちゃんを。」選んであげます。
そして、女の子と別れた後、「気をつけて」といわれたような気がして、嬉しくなり、
由美とその夜会った時、「そんなのびやかで力強い素直な森のような男になろう」という決心します。

構成・言葉に気をつけて読み直しましたが、面白いのは勿論、上手いなあと思いました。
そして、1995年のあとがきで、何もか空しくなった人たちが、
「何故とはなしにぼくのことをふっと思いうかべたりして、・・・微笑んだり・・・」と望んでいます。
十分達成していますね。
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投稿者 カスタマー 投稿日 2001/8/1
形式: 文庫
18歳の庄子薫クンの物語。’69年芥川賞受賞作品。
内省的で友達思いで頭もよくて、ほんとにやさしくてかっこいい薫クン(本人はちっともそうは思ってないけど)。70年安保やらなにやらで東大入試が流れた二月のある日、色々あって、彼は人々を、社会を、彼をとりまくすべてを憎みかけてしまう。 けれどその時、あかずきんちゃんの本を買いに来たちっちゃな女の子が、薫クンの怪我した足をいきなり踏んづける。でも彼女は、すごく心配して、一生懸命気をつかって、とてもやさしくしてくれて。 薫クンはすごくやさしい気持ちになれて、嬉しくて泣きそうになるのだった。
薫クンシリーズの小説(あと三冊、「さよなら傑作黒頭巾」「白鳥の歌なんかきこえない」「ぼくの大好きな青髭」があるのですけど)は、ユーモアのある楽しい文体で読みやすくて、でも何度でも読みたくなります(何度読んでも泣きそうになるんじゃないかと思ったり)。 作者によれば、「男の子いかに生くべきか」を考えてた、とのことですが(「狼なんかこわくない」庄子薫著 より)、女の子ももちろんどうぞ。やさしい人ってこういう人かしら、と思えます。
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形式: 文庫 Amazonで購入
 新潮社から本書が文庫で刊行されましたので、これを機会に何十年かぶりに再読しました。本書は、よくご存知のように1969年中央公論に掲載された後、単行本化され、芥川賞を受賞しました。
 主人公は、薫くん、日比谷高校3年生、1969年2月、そうあの東大入試中止の年です。薫くんは、他大学の試験を受けないことに決めるんですが、愛犬のゴンは死んでしまうし、左足の親指の生爪をはがすし、友達の由美ちゃんとは絶好状態だし・・相当大変な状況です。おまけに、年上の女医から誘惑されるし、同級生の小林からは、一方的に悩みを打ち明けられるし、そんな状況で、痛む足を引きずり、銀座に出かけますが・・・
 私がこの本を始めて読んだのは、1969年、そして、一浪中、物語の進行どおり、まさにリアルタイムです。刊行時、一人称で、モノローグと会話だけで出来ていて、サリンジャーの、ライ麦畑でつかまえて とそっくりじゃないかと物議をかもしましたが、私達のような同世代の圧倒的支持を受けました。
 しかし、今回、再読し、表面上はかなり軟らかい文章で書かれていていますが、内容、そして、書いてあることは結構難しい事に気付きました。果たして、その当時の私がどの程度理解していたのやら・・・。
 また、書かれたのが1969年ですから、現在の読者には、少し理解しがたい事があるのではないかと思います。例
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