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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
面白いといえば面白いのだが…冗長,
By たにぐち明生 "hits-key" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 赤緑黒白 (講談社文庫) (文庫)
本作は,Vシリーズ最大の種明かしがあるとともに,四季シリーズへの橋渡しとなる作品になります。一方で,連続殺人事件の犯人当ては,それほどの難問ではありません。 例のごとく,「実は○○」的な仕掛けも若干あるものの,この森作品に慣れている読者にとっては,それほど驚かないかもしれません。 Vシリーズを読み切って改めて思ったことは,このシリーズは,瀬在丸紅子,祖父江七夏,小鳥遊練無,香具山紫子,保呂草潤平,林(フルネームで登場しないのにもワケがありますよ)などの登場人物の人間関係にまつわるドラマがメインにあるのではないかということ。 紅子と七夏と林の三角関係に基づく感情の機微は,厚く書かれています。 シリーズ終盤に近づくにつれて,とみに,練無と紫子の掛け合いが笑える内容になってきています。 逆に,トリックとかアリバイがどうこうというのは,それほどの厚みをもって書かれてはいません。もちろん,なぜペンキで色を付けているのだろうかなどと思索にふける楽しみはなくはないのですが… そんなわけで,ミステリを,トリックものを読みたいと思う人にとっては,人間ドラマの叙述が重すぎて,冗長に感じるのではないかと思います。 それを留意して読めば,本作は面白いかもしれません。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
わかる人にはわかるが…,
By なみ (東京都大田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 赤緑黒白 (講談社文庫) (文庫)
実は本作でVシリーズとS&Mシリーズのつながりがわかるようになっているのだが、これが結構わかりづらい書き方をされてるので、知らない人はそのままスルーしてしまうだろう。 もっとわかり易いものを期待していただけになんとも残念。 今回のトリックそのものはもはやS&Mシリーズや「魔剣飛翔」のような驚愕トリックは出てこない。 どちらかというとミステリーとしては地味過ぎというか、そもそも本格ミステリーとも呼べない ようなものだ。犯人像の推測についてもわかるようなわからないような説明なので、釈然としない まま終わった。 逆に他のレビューにあるとおり、人間ドラマ(といったら大げさだが)の方は結構ページを割いてい る。S&Mとは違う方向性でキャラの描き方に重点を置いたのがVシリーズだったんだな、と感じた。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すべてはつながるのね。,
By
レビュー対象商品: 赤緑黒白 (講談社ノベルス) (新書)
気づく人と気づかない人とあるらしく、そのどちらでも良いと思う。 ただ、「やられた!」「そおか!」と、私は思った。 是非、『すべてがFになる』以来の森ミステリィを読み返して欲しい。
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