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赤紙―男たちはこうして戦場へ送られた
 
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赤紙―男たちはこうして戦場へ送られた [単行本]

小沢 真人 , NHK取材班
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

NHKスペシャル「赤紙が来た村」。247通の召集令状が語る戦争の記憶。

内容(「MARC」データベースより)

日本で唯一残された富山県庄下村の8千点の兵事資料と、元兵事係の証言、さらに防衛庁の機密資料など、「戦争に送った側」と「送られた側」の両面からあぶり出すドキュメント。NHKスペシャル「赤紙が来た村」の単行本化。

登録情報

  • 単行本: 322ページ
  • 出版社: 創元社 (1997/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4422300334
  • ISBN-13: 978-4422300337
  • 発売日: 1997/07
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
徴兵制度、戦前の日本男児は避けて通れないものでした。徴兵検査に合格しないことは、一人前の男性として見られないものといった風潮もありました。この徴兵制度を役場の兵事係として各戸に配達していた、ちなみに直接本人に手渡しが原則です。郵送はなかったそうです。この兵事係として徴兵事務を扱っていた生存者の方の貴重な体験記を取材することで徴兵制度が非常に分かりやすく解説されています。2度目の徴兵で家族の前で泣く方は必ず、その村では戦死するという話があり、殆どの方がそのとおりになってしまう、というのが胸を突きます。敗戦に伴う混乱から焼却・散逸をせず一括で残っていた資料と体験記がとても参考になります。面白い本です。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 濱哲
形式:単行本|Amazonが確認した購入
  フランキー堺主演のTV『私は貝になりたい』のなかに、「赤紙って、ほんとに赤いんだねぇ」というシーンがあったのを思い出した。
  本書が紹介する文書記録の資料的圧倒性には、たじろぐばかり。
  この「赤紙」とは、兵役義務のある壮丁(成年男子国民)で、すでに2年余の兵役義務を終わった予備・後備の者たちや、「体格が劣る」その他の理由で、軍役服務を保留された者たちを、改めて軍隊に引っ張り出すときに発令される「召集令状」のこと。多くの成人男性が、家族を養うための仕事を不時に中断するなどして動員命令に服さなければならないことになるため、たいへん怖れられていたものだが、該当者に渡される「召集令状」が真っ赤な用紙に記載されていたので、一般には「赤紙」と通称されていた。
  富山県庄川村役場の兵事係氏は、日本が第2次大戦に敗戦したとき、「国家のために戦った戦死者の記録を闇に葬れ」という日本政府の指示が納得できず、密かに自宅に持ち帰って床下に保管することにした。そのおかげで、敗戦当時、すべて処分されたと思われていた町村レベルでの徴兵事務記録が、ほぼ完全なかたちで現在に残ることになった。まさしく戦前期日本の徴兵制度の運用実態を解明する、きわめて重要な資料といえる。
  この国は、支配者が天皇から連合軍に交代するとき、行政記録を平然と焼却して恥じない連中が「官僚」として統治する国だったということ。
  しかも、あの敗戦のときだけでなく、近くは「情報公開法」施行のときにも、その行為が国民への背任になるとも考えず、為政者に都合の悪い記録を消滅させて存在しなかったとすることを自己の職務と心得るような連中が、いまも「官僚」の職に就いているような国なのだ。
  決して過去の出来事ではないことも肝に銘じておくべきだろう。
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