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赤瀬川原平の名画読本―鑑賞のポイントはどこか (知恵の森文庫)
 
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赤瀬川原平の名画読本―鑑賞のポイントはどこか (知恵の森文庫) [文庫]

赤瀬川 原平
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

絵も人間と同じ。肩書きで判断してはいけない!

世間の評価、意義や思想性で絵を見てはいけない。早足で見る。自分が買うつもりで見る。自分でもちょっとだけ描いてみる。画家である著者が教える名画鑑賞術。「印象派の絵は日本の俳句だ」「ゴッホが陰に『色』をつけた」「ゴーギャンが教える塗り絵の楽しみ」とは、など巨匠15人の代表作の真髄に迫る。解説・安西水丸

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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By JBHHLW
形式:文庫
著者の言う名画鑑賞のポイントは「見て美味しいか?美味しくないか?」ということに尽きます。しかし名画は有名であるが故に、世評やその価値(値段)によって、見る前から頭で判断してしまって、名画を見る本来の楽しみ、喜びを忘れがちです。
本書では基本的に著者のお気に入りの名画については、どこが好きなのか、気に入らない名画については、どこが嫌いなのかをいつもの平明な語り口で語ってくれます。そこでは絵画の歴史についても触れられており、時には何気に現代美術批判まで紛れています。語り口はソフトですが、言っていることはシビアです。それは以前、前衛芸術家として活動していた頃の自分自身に対する反省でもあるようです。
現在では路上観察や立体写真が好きな一風変わった好々爺というイメージですが、さまざまな紆余曲折を経て著者がたどり着いた地点が、路上観察や立体写真が名画と同列に並んでしまう「眼の快楽としての芸術」という視点ではないでしょうか?
(姉妹編、日本画編も面白いですよ。)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ピカール 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー
形式:文庫
いわゆる名画解説ですが、学術的でなく、かといって軽薄でもなく、さくっと読みやすい。
構成は、各章の冒頭に作品の写真があって、参照しながら全15作のみどころが分かる。
既成の評論や歴史にとらわれない筆者の視点が、口語調で表現されていてエッセイとしておもしろい。

ただ、最後の2章(ルノワール、アングル)は批判に終始しており、論調がそれまでの賞賛評とは一転する。どうなっちゃったのよ、という感じ。
そのため、読み終えた時の後味が少し悪い。ギャップが筆者の狙いだったのかもしれないが、この2章はアクセントとして、途中の章で挟み込めばよかったように思う。

そういえば、大橋巨泉も自学でこの種の解説書を書いていて、独自の鋭い視点に感心した。ただ、あちらは現地まで行けるお金持ちや、時間に余裕のある人向けという印象。それはそれで個性的だが、本書は大衆目線で親しみやすい。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
西洋画に興味はあるが、鑑賞のポイントが
いまひとつわからない人に、大いにお薦めできる一冊です。

私はこれで印象派の画期性を勉強し、ルノワールに感動
できない自分を肯定することができました。

印象的な言葉もたくさんありましたが、少しだけ紹介します。

「何か役に立つもの、何か得になるもの、何か言葉で説明
できるものだけを求める人は、どうしても絵に描かれた
ものを言葉の項目で見ようとする。でも言葉というものは
目の粗い笊(ざる)みたいなものだから、気持ちなんて形の
ないものは全部笊の目からこぼれ落ちる。」

「侘びや寂というのは、いわば無意識の美しさである。
知らぬ間にこうなっていた、という美しさを見る目である。」

「たとえば日本人は古い物を嫌う。使い古しを嫌っていつも
新しい物を使いたがる傾向がある。名品として古い物はともかく、
ふつうの古い物には人前でコンプレックスを感じたりする。
だからむしろ侘びや寂という古さに美をみつけることができた。」

「美は発見することにあり」という青山二郎の言葉を
思い出します。
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