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赤毛のアンに隠されたシェイクスピア
 
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赤毛のアンに隠されたシェイクスピア [単行本]

松本 侑子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「アン」に隠されたシェイクスピア劇、テニスンなど、多彩な英米文学からの無数の引用! その出典を探索し、引用元の内容が重ね合わされる「アン」のさらに広がる魅力を明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ『ロミオとジュリエット』が、『赤毛のアン』に?!作者モンゴメリが企てた知的な仕掛けとは―?10年の歳月をかけ、永遠の名作、アンの物語の真実を明らかにする、謎解きのすべて。

登録情報

  • 単行本: 352ページ
  • 出版社: 集英社 (2001/1/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087745112
  • ISBN-13: 978-4087745115
  • 発売日: 2001/1/26
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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51 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 題名からもわかるように、『赤毛のアン』の中に引用されているシェイクスピアを、隅から隅まで説明してくれている本です。読み進めていくうちに、シェイクスピアだけではなく、アーサー王物語などの有名な数々の英米文学からもいろいろ引用されていることがわかります。英米文学に特に詳しい人でもなければ、『赤毛のアン』を読んだとしても、単なる物語で終わってしまうでしょう。しかしこの本を読むと、『赤毛のアン』の中に隠れていたもう一つの世界をのぞくことができます。なぜアンがあの場面であのようなセリフを口にしたのかがわかるうえに、アンの発言は実はとても機知に富んでいて、レベルの高いものだったのだなあと私は感心してしまいました。また、アンを読んだだけで多くの英米文学作品に触れていた事実に、驚くと同時に「英米文学」を身近に感じることができました。これが私のこの本を気に入っている理由です。『赤毛のアン』を読んだ人もそうでない人にもお勧めの一冊!この本を読んだなら、他の英米文学の作品への興味もわいてくること間違いなしです。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
作者モンゴメリに対し、新たな尊敬を呼び起こす作品。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kirakira033 トップ1000レビュアー
形式:単行本
赤毛のアンやモンゴメリに関する事なら何でも知りたくて本書を購入した。
時間をかけて、隅から隅までよく読んだ。

自身のルーツという事もあってか、モンゴメリが特にスコットランドの文学や
シェイクスピアを愛好していたというのは何となく知ってはいたけれど、
本書により、モンゴメリの深い教養と、それをいかにうまく作品の中に散りばめていたのかを
改めて知り、ますます作家としての彼女の素晴らしさを知った。
しかしなぜか読後感はどうもスッキリしなかった。

重箱の隅までつついて(調べて)いく手法に、自分があまり興味を持てなかったからかもしれない。
研究者や愛好家の方には重要な事柄ばかりなのかもしれないが、後半の方になってくると
私は(もうお腹いっぱい)になってしまった。

本書には、アンシリーズのここは誰の作品からの引用、ここは誰それからのインスピレーションを得た文章、と、
実に細かく記されているのだが、せっかくここまでしてもらっても、あまりに多過ぎるその指摘、
それがとても全部は頭に入らない。結果として上滑りの読み方になってしまったのは否めない。
自分が原文で英文学を親しむ様な、中でも18〜19世紀の古典も原文でいける素養があったなら、
多分すごく楽しんで読んだかもしれない。

しかしそれ以前にこれは私の好みの問題なのだろうと思う。
それはそれとして受け入れ、何も全てをのみ込もうとしなくても良かったのかもしれない。
自分は英文学は好きだけれど、この著書の様な読み方には単に興味がなかったのだろう。
ある作品の背景にある文化・歴史・習俗・時代を元にその作品を読み解く様な研究書の方が好きなのだ。

また、著者の執念と研究熱、意欲は大いに評価するけれど、こんな発見があった、あんな発見をした、という
一種の自己陶酔的な表現がやたらと目についたのもお腹いっぱいの原因の一つかもしれない。
(とはいっても、この方の他の著書には引用にこだわらない物もあり、大変面白く読ませて頂いている。)

著者は現在アンシリーズの全訳に取り組んでおり、そこにも詳しい注釈を沢山付けてくれている。
私にとってはそちらの方が簡素で解り易く、すんなり頭に入って来る。('09/10月現在、「アンの愛情」まで)

ただ、この本を読むと、モンゴメリがどれだけ深い造詣のもとで執筆をしていたのかという事が本当によく解る。
とかく少女向けの夢見る物語と思われがちなアンシリーズ、そしてその程度の作家と思われがちなモンゴメリだが、
決してそうではないこと、それは本当によく伝わってくる本とは言える。
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