書店でたまたま見かけて、つい出来ごころで購入したのですが、
これ、メチャクチャ面白いです。
このテのMOOK本にありがちな、つまらないデータの羅列や、
どうでもいいよの解説などなどまるでなし。
御祝儀の花輪のように巻頭を飾るインタビューは、
藤子不二雄A氏、北見けんいち氏という漫画家仲間に加え、知る人ぞ知る名編集者、武居俊樹氏。
まさに赤塚氏の戦友と言える三氏の証言が、最高の「つかみ」となったあとは、
それではみなさん、読んでくださいとばかりに、ただひたすらに、作品のオンパレード。
「おそ松くん」から「レッツラゴン」まで、バラエティに富んだ品ぞろえですが、
数ある作品の中から、特に「毒」を含んだものばかりを抽出したような、編集者の作品選定センスには文句なしの大拍手。
赤塚不二夫という不世出の才能の、ギャグの切れ味、鳥肌が立つような凄味を、十二分に味わえる構成になっています。
この「毒」を含んだというか、はっきり言って「毒まみれ」の面白さは、子供には分かりませんね。
大人の世界です。大人だけが楽しめるもの。
脳ミソにビリビリくるような刺激をほしがっている大人のみなさん。
一度だまされたと思って、この本読んでみなはれ〜。