一昔まえ、岩波から出ている赤と黒を読んでいて、途中で挫折した苦い経験を持っていた私ですが、これは漫画だけあってすらすら読めました。
内容も物語の主要な部分を上手に消化していて、特に不整合なところも無く、よくまとまっていると思います。(きちんと小説を読んだ方は、納得のいかないところもあるかも知れませんが…)ナポレオン主義の主人公と言えば、古典文学にはよくありがちですが、自分の学識だけでなく、色気をもって、貴族界での立身出世を狙う野心家の主人公は大変ユニークでしびれました。
ちなみに今回は絵が段違いにきれいになっています。このシリーズのちょっと癖のあるところが私はなんだか苦手だったんですけど、大分それも無くなって、見やすくなっています。これからにも期待したいです。