本書で扱っているのは、知的成長と発達にかかわる“読むこと”“百科事典的知識”“算数”の3分野である。人間の脳でも最高の機能のひとつである読むことから教え始め、百科事典的知識、そして、算数のプログラムに取り組んでいくことを勧める。しかもそれらは、「誕生と同時に教え始めることができる」と説く。その際の重要なポイントは、「親の態度と接し方」と「教材の大きさと見やすさ、全体の整理」だと指摘し、その心得とノウハウを分かりやすく紹介している。
本書で赤ちゃんに教える意義と方法に共感した人は、各分野を詳しく解説した『赤ちゃんに読みをどう教えるか』 『赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか』 『赤ちゃんに算数をどう教えるか』でさらに理解を深めることができる。まずは、本書で第一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。(清水英孝)
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しかし、後半の実践的な部分になると、幼児の学習能力に関する
著者の鋭い洞察が光ります。言語について、「アルファベット
やひらがな50音は抽象的な概念であり幼児に理解させることは難しい。
まずは具体的な物の名前を教えるべき」という指摘は
私にとって正に目から鱗でした。また、数に関する幼児の
大人にも勝る理解力は知らずに潰してしまってはもったいない!
と思わずにはいられません。百科事典的知識は、できれば
実物を見せながら教えてあげたいものだ、と思いますが、
それができないものについては著者の提唱するカード方式も
やってみる価値があるかもしれません。
方法論にとらわれず、幼児の意外な才能や独特のものの見方に
注目して読むことをお勧めします。
博士を肯定的に見ている人たちは、世界的な権威と表現していますが、一方で、障害児の能力開発に関しては、米国小児学会などが否定的見解を公式に表明していることも知っておくべきかと思います。
他のシリーズも含めて、独自の早期教育に関する読み物としては面白いと思いましたが、実践するかどうかは別だと感じました。
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