気軽に購入できる価格で、カラー写真による解説もとても見やすいので、お薦めです。
皮膚の薬や処方、特にステロイドに関しては諸説紛々ですが、この本に書かれている処方例が、ごく一般的なものであって、もし、本の解説から極端にかけ離れた処方を実際にされているのなら、その病院は通院を見合わせるべきだと思います。
この本の体験談や、雨宮処凛さんの
アトピーの女王 (光文社知恵の森文庫)にも例がありますが、皮膚の処方というのは、皮膚がズル剥けになって血みどろでも薬を塗らないように指導する所から、
ちょっとした吹き出物に対して、最強のステロイド軟膏よりも副作用の懸念されるという、錠剤タイプのステロイドを処方する所まで、それは振り幅の広い処方が、現在進行中でなされているのです。
この本は、皮膚科で処方される代表的な軟膏やステロイドを、症状や強度別に写真付きの表で図解しているので、実際に自分に処方されている薬が、どんなものか照らし合わせることができて安心です。
赤ちゃんの保湿の仕方や日常の肌ケア、ステロイド軟膏の正しい使用法についても触れているので、運悪く、処方した薬に何の説明もしない医師にあたっても、ある程度は自分で対処できます。
病名別の症例や、アレルギー性皮膚炎と食物アレルギーの違いの解説など読んだ上でなら、診察で良く症状を観察しなかったり、原因についてまったく言及しない医師に対しても、手早く的確な質問をすることで対処ができます。
実際、副作用よりも、掻き壊しや感染症の方が恐ろしいから薬を塗る訳で、
皮膚の感染症については素人判断できない上に、皮膚科でも時折、見立て間違いをするので、安心できる対処をしてくれる医師を見つける上でも、この本は有効です。
最悪の結果を迎えない為にも、早い内に標準的な知識を得て欲しいと思います。