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赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1))
 
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赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1)) [文庫]

A.A.ミルン , 大西 尹明 , A.A. Milne
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

英国の劇作家ミルンが書いた唯一の推理長編。しかも、この一作でミルンの名が推理小説史上に残った名作。暑い夏の昼さがり、赤い館を十五年ぶりに訪れた兄が殺され、家の主人は姿を消してしまった。二人のしろうと探偵のかもし出す軽妙な風味と、専門家はだしの巧妙なトリックは、通人の珍重するキャビアの味、と評されるゆえんである。


登録情報

  • 文庫: 356ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1959/05)
  • ISBN-10: 4488116019
  • ISBN-13: 978-4488116019
  • 発売日: 1959/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 『クマのプーさん』の作者による本格ミステリ, 2008/10/24
By 
- レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1)) (文庫)
『クマのプーさん』の作者による本格ミステリ。

本作では、読者に探偵と同じ手がかりが与えられるだけでなく、その時々の
探偵の思考過程も余すことなく開示されるというフェアさが徹底されています。

ただ、チャンドラーに捜査上の不備な点を七ヵ条もあげられ、痛烈に
批判されたという事実が示すようにツッコミ所も満載であるのもたしか。

何より、警察がしっかりと基礎的な科学捜査をしていれば事件は簡単に
解決していたのだと読後に分かった時には、ガックリきてしまいました。

しかしそれでも、本作のメイントリックは、後に多くの作家の作品のなかで用いられる、
いかにもミステリらしい着想のものであり、なにかその「故郷」に触れたような懐かしい
感慨を持ちました。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 愛すべき作品, 2010/3/10
レビュー対象商品: 赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1)) (文庫)
英国の著名な劇作家で童話作家のミルン唯一の長編探偵小説である本作は、かのレイモンド・チャンドラーが、ある評論家(失念しました)の絶賛した書評に反発して、詳細な分析をして、こき下ろされた事でも有名です。

チャンドラー先生は、元々本格ミステリが嫌いとは言え、いちいち嫌みな小姑みたく、リアリティの観点から、本作のメイン・トリックを批判しているんですが、何か大人げなくて不快なんですね。

大体時たま矛盾があったりする、弛緩したプロットを、探偵マーロウの言動で持たしている、あんたに言われたくないよ!とツッコミを入れたくなりますけどね…

ともあれ、そのチャンドラー先生も本作の文章の暖かみや愉快さは、 「漫画を読んでいるようだった」と認めています。

この作品の真価は、正にその点にあって、トリック云々は二の次で、楽しめる事間違いなしです。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 「古き佳き時代」のユーモア・ミステリー。, 2008/9/19
レビュー対象商品: 赤い館の秘密 (創元推理文庫 (116-1)) (文庫)
本書は江戸川乱歩が名作推理ベスト10の8位に推した作品で、いわゆる「古き佳き時代」の名作ミステリーである。
また『クマのプーさん』の作者だけあって、その文章はユーモアにあふれており、またまさしく「古き佳き時代」の英国という感じのゆったりとしたテンポで進行する作品なので、「プーさん」のファンならずとも、日ごろミステリー作品に縁遠い人でも抵抗なく楽しめる作品である。

しかし、本書を純粋にミステリー作品として見た場合には、確かに発表当時においては画期的な作品であっただろうが、現代においては別にとりたててこれが素晴らしいというものは感じられない。
思うに乱歩は、ベスト10に掲げる作品群の作者を見るに、イーデン・フィルポッツ、ガストン・ルルー、E・C・ベントリー、ドロシー・セイヤーズと、推理作家が本業ではない文学作家や詩人、もしくはそれらに近い「文学色」の強い作家の作品に高評価を与える傾向が強く、本書もまた、同じ理由で評価されているに過ぎないのではないかと思う。
そして、日本人は権威に弱いだけに、乱歩が高く評価しているからと、その評価だけが今日まで一人歩きして、ミステリー作品としての客観的評価抜きに、「名作」として語り継がれてきているだけではないかと思う。

ただ、本書で素人探偵として活躍するアントニー・ギリンガムは、横溝正史の『本陣殺人事件』の中で金田一耕助が初登場するシーンにおいて、その飄々乎とした風貌がギリンガムに例えられているので、横溝ファン・金田一ファンには一読の価値はあると思う。
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