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赤い長靴 (文春文庫)
 
 

赤い長靴 (文春文庫) [文庫]

江國 香織
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

夫の背中に向かってひとり微笑む日和子。危ういけれどかけがえのない、夫婦というもの。江國ワールドが新展開する注目の連作短篇 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「私と別れても、逍ちゃんはきっと大丈夫ね」そう言って日和子は笑う、くすくすと。笑うことと泣くことは似ているから。結婚して十年、子供はいない。繊細で透明な文体が切り取る夫婦の情景―幸福と呼びたいような静かな日常、ふいによぎる影。何かが起こる予感をはらみつつ、かぎりなく美しく、少し怖い十四の物語が展開する。

登録情報

  • 文庫: 261ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/3/7)
  • ISBN-10: 4167748010
  • ISBN-13: 978-4167748012
  • 発売日: 2008/3/7
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (43件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 249,863位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
軽く鬱です。 2006/3/22
形式:単行本
面白くない、苛立つ、といった感想が
意外にも多いので驚きました。

それはきっと、ときに何かに勇ましく見切りをつけ、
好ましい人間関係を自分で作ろうと格闘し、
自分の人生の様々に能動的なかたちでかかわることのできる
成熟した大人の女性が最近は多いからだろうな・・・と思いました。

私の場合は恥かしながら・・・日和子に共感してしまったのです。
もちろん、小説ほどわかりやすいかたちで見えては来ませんし、
多くの場合、幸福な夫婦生活を送っている方だと思っています。

けれども、ふとした瞬間、この感じ、あるある。
夫婦生活の中で、男と女の、あるいは別々の人間の、
どこか言葉の通じない感じ、どうにかしたいのだけれども、
繰り返すうちにどうにもならないと諦める感じ、その決定的な淋しさ。
とても、わかる気がしました。

救いのない本ですね。読んで、軽くブルーです。
マイナスの力のある本だと思うので、夫婦喧嘩中には
読まないで下さい。是非、ハッピーで余力のあるときに。

とはいえ、言葉にならないような微妙なすれ違い、もどかしさ、
「淋しい」という単語をひと言も使わずに見事に描き出された
しんと透き通り、底冷えのするような、
人間の(女性の?)根源的な孤独感。
江国さんはとても上手い方だな、と敬服しました。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
結婚して10年を経ているが、子どものいない夫婦の微妙な立ち位置を描いた作品。14の短編に分かれているが、すべて、この夫婦二人の話である。
題名となっている赤い長靴とは、クリスマスの時期になると、必ずといっていいほどお菓子屋さんに陳列される、キャンディーやチョコレートのいっぱい入ったクリスマスの長靴のこと。高級でもお洒落でも何でもない、その平凡な赤い長靴をなぜか夫は毎年買ってくるが、妻の日和子は気に入らない。子どものいない夫婦二人の生活の場に飾られるその長靴は、ある種の違和感を漂わせている。
この本の短編すべてに、同じような、微妙な違和感、齟齬が生まれている。その不安定さ、心のゆらぎが、江國さんの独特の文体で書かれている。
喧騒とは無縁の、ゆったりとした空気、ふんわりと流れる時間を与えてくれた。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ブフ
形式:単行本
なぜ、別れないのか。分かったような気がします。
私自身は、この本に出てくる夫婦とは、違う夫婦関係を築いているつもりですが、これを読むと、正論を吐く優等生になった気分。日々、分かり合う努力をしている男と女を演じているつもりでいるけど、本当は分かり合えないのなら、それって徒労なのかしら。いっそ、この本の妻、日和子が潔く(?)見えてしまいます。とはいえ、徒労をせずにはいられない夫婦もそれはそれで、ドラマなのですが。。。
ラストのシーンは心温まります。夫の行動はあんまりで、思わず吹き出してしまいましたが。
ホントにいるんだろうなぁ、こういう夫って。
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投稿日: 2008/6/29 投稿者: ntaneichi
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投稿日: 2008/4/23 投稿者: 書評家
江國ワールド
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投稿日: 2008/4/13 投稿者: 朧月夜
人間はしょせんひとりぼっち。
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投稿日: 2008/3/28 投稿者: Chilny
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投稿日: 2008/2/8 投稿者: 小口栞
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