東京漫画者さんの本ということで、出版社買いです。
表題作の兄弟物ニ作、教師×生徒、年齢差のある幼馴染、同級生の幼馴染、高校生×中年リーマン、高校生同士、の7作品と表題作の書き下ろしが入っています。
ただし、兄弟物の二作目は、兄の同僚目線でストーリーが進んでいます。
あらすじを読んでもっとドロドロした話なのかな?と思っていましたが、そうでもなかったです。
兄弟で愛し合う葛藤が描かれていますが、それほど重い感じはしませんでした。
絵柄がクールなせいかもしれませんね。
Hシーンがでてくるのも、年の差幼馴染と高校生同士、あとは書き下ろしだけですが、全体的にあっさり系です。
心理描写が上手な作家さんだな、と思いました。
淡々と進む日常に生まれる恋愛を描いているような感じがします。
恋をする喜び、戸惑い、苦しみなどを上手に表現しています。
実際の恋って、異性同士にしろ、同性同士にしろ、あっさり進んでいくものなのでしょうね。
淡々としたお話を飽きさせないところに、作者の力量が伺われます。
個人的なお気に入りは、高校生同士の「サイレント」です。
図書館の主と呼ばれる少年と、突然顔を出すようになった鈴木という少年の物語です。
ストーリーでは鈴木が図書館の主と同学年なのか、後輩なのか先輩なのかは描かれていませんが、二人の会話から、どうやらクラスの違う同学年みたいですね。
このサイレンと以外は、受、攻がわかりにくかったです。
読んでいて「あぁ、こちらが攻なんだな」と分かるんですが、逆でもいいんじゃないかな?という感じの作品も結構ありました。
特に年の差幼馴染は、逆でもよかったんじゃないかなぁ…
初コミックスということで、今後に期待します。