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赤い三日月 小説ソブリン債務(上)
 
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赤い三日月 小説ソブリン債務(上) [単行本]

黒木 亮
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

巨額の対外債務、高インフレの激震――
巨大銀行と国家の暗闘がはじまった。
国家の命運を賭け、市場を切り拓く新興国財務官僚たち。
ロンドン、ワシントン、東京、トルコを呑み込むマネーの濁流。

内容(「BOOK」データベースより)

巨額の対外債務、高インフレの激震―巨大銀行と国家の暗闘がはじまった!国家の命運を賭け、市場を切り拓く新興国財務官僚たちロンドン、ワシントン、東京、トルコを呑み込むマネーの濁流。

登録情報

  • 単行本: 264ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2011/9/23)
  • ISBN-10: 4620107727
  • ISBN-13: 978-4620107721
  • 発売日: 2011/9/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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次は欧州か? 2012/1/18
今起きているソブリンリスクが金融機関のストラクチャード・ファイナンスに起因し、やがてリーマンショックへと至り、金融機関への公的資金注入が現在のソブリンリスクに至っているというのは、著者の格付け会社を題材にした「トリプルA」に書かれている所である。
「赤い三日月」でのソブリンリスクは1980年代後半〜1990年の発展途上にあるトルコを題材にしているが、恐らく現在の欧州諸国でも同じような葛藤を抱いているのだと考える。
この著ではイラクのクウェート侵攻や経済に疎い政治家の台頭などをリスクとして取り上げているが、現代の欧州においてもECという枠組みの中の過剰信用供与という状況は前著「トリプルA」のストラクチャード・ファイナンスの行く末とも状況が類似しているし、日本を含め政治がソブリンリスクに対して本質的な危機感を抱いているのかという疑問は「赤い三日月」とも共通しているように感じる。
しかし、今の先進国の先行きを考えると「赤い三日月」のような危機回避と明るい展望へ繋がるとは考えにくいことから、本著を参考に今後の私たちの現実的な近未来をウォッチし、備えていく必要を示唆してくれるように思う。
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清々しさ。 2011/12/25
「バカみたいに儲かるディールは数年に一度、でも意味のあるディールは10年に一度、これはその意味のあるディールなんだ」(但馬の上司ゴールドスタインのことば)。
主人公但馬は東西銀行ロンドン支店でトルコを担当する。時代は90年代から2000年代初め頃で過大な体外債務を抱えたトルコは外資導入を近代化して経済立て直しを図っていた。しかしイラクのクェート侵攻や米系格付会社の投資不適格判断、汚職にまみれた政治家の台頭など内外情勢は苛烈だった。
 現場を顧みない本社に辟易しながらも、トルコをデフォルトさせないために最善をつくす主人公や他社のライバルたち。厳しい財政事情、政治動向に制約を受けながら外銀と交渉して瀕死の国を立てなおそうとするトルコの官僚たち。プロフェッショナリズムのぶつかり合いが清々しい。巨大投資銀行以来の傑作。
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ソブリン債 2011/10/7
一番身近で誰にでも同じ価値を示すものがお金である。
よく経済における血液であると例えられるが、今や全身(色々な国に)にしっかりした流れがないと
動きがとまってしまうものなのだと改めて感じさせられた。
経済は今や非常にダイナミックに動いており、異なる貨幣同士が如何に血液を滞りなく流す事も考えないと
リーマンショックの様な事にも繋がりかねない。

小説の舞台はトルコを中心にソブリン債発行に対する、銀行・国家のやりとりが細かく描かれている。
主人公は東西銀行に勤める国際金融の担当者。
結果(利益)を出さなければならない組織人としての駆け引きや個人としての葛藤が等身大に感じられた。

また、普段はあまり知る事のない世界の金融状況について、リアルさが伝わってきた。

専門用語は多いが、巻末に用語集があるので、ご心配なく。
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