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贋作『坊っちゃん』殺人事件 (角川文庫)
 
 

贋作『坊っちゃん』殺人事件 (角川文庫) [文庫]

柳 広司
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

松山から東京に戻った3年後、山嵐と再会した坊っちゃん。山嵐は「教頭の赤シャツが自殺した」といい、坊っちゃんはその自殺の真相を探るために再び松山を訪れ……。傑作パスティーシュ登場!

内容(「BOOK」データベースより)

四国から東京に戻った「おれ」―坊っちゃんは元同僚の山嵐と再会し、教頭の赤シャツが自殺したことを知らされる。無人島“ターナー島”で首を吊ったらしいのだが、山嵐は「誰かに殺されたのでは」と疑っている。坊っちゃんはその死の真相を探るため、四国を再訪する。調査を始めたふたりを待つ驚愕の事実とは?『坊っちゃん』の裏に浮かび上がるもう一つの物語。名品パスティーシュにして傑作ミステリー。

登録情報

  • 文庫: 208ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/11/25)
  • ISBN-10: 4043829051
  • ISBN-13: 978-4043829057
  • 発売日: 2010/11/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 62,795位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:単行本
この作者の作品は最初に読んだのは『はじまりの島』。非常に面白かったので興味を持ち、このデビュー作『贋作「坊ちゃん」殺人事件』を読んだ。

まず、言うまでもないことだが元祖『坊ちゃん』を見事に自分のものにしているため、1ページ目からスッと漱石の世界に引き込まれる。物語は「坊ちゃん」のその後。最初は漱石文体、漱石の世界を使った普通の推理小説と思わせるのだが、いつの間にやら作者独特の重厚な仕掛けにハマっている。元祖『坊ちゃん』自体にも当時の世相が反映されてはいるがあくまでも背景なのに対し、この「本歌取り」作品では当時の政治状況が事件の重要なカギになっている。事件の本質が表れてくるにつれ、作者が坊ちゃんの中に読み取ったある性質が明らかにされるが、これにはなるほどと思わせられるものがあった。読み終わってじんとした。『はじまりの島』も、一見ダーウィンが探偵役というだけの推理小説かと思いきや、実に壮大なテーマにつながっていくなど、この作者の作品は非常に奥が深いのだ。
変な話だが、これを読んでもう一度『坊ちゃん』を読み直そうかと思った。絶対に、見方が変わってしまうはず。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 周知のごとく漱石は推理小説という形式に強い関心があり、その関心が『こころ』、『彼岸杉まで』などに色濃く反映されている。この作者の文体が漱石のそれを上手に取り入れているため、これが漱石本人の作といってもそう違和感を抱くことはないだろう。『はじまりの島』では『種の起源』出版当時の社会の雰囲気が実によく描出されていたが、本書でも殺人事件と当時の社会風潮の関係が立体的に描き出されており、読み終わると当時の社会に関する造詣が深くなることが本書を読む際の副産物となる。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
夏目漱石の”坊っちゃん”の事件には、隠された秘密があった?!

坊っちゃんを知っているほうがパロディとして楽しめますが、知らなくても大丈夫。

坊っちゃんの真っ直ぐな視点から眺めると、世の中、理不尽なことだらけ。

ミステリ・パロディ好きには、もちろん、歴史・雑学好きにもおススメ!

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最近のカスタマーレビュー
パロディの秀作です!
解説に、漱石の原作の方を知らなくても、そちらを後から読んでも楽しめる、とありますが、やはり原作を読んでからのほうが楽しめると思います。作者が、原作のどの要素を上手... 続きを読む
投稿日: 1日前 投稿者: ママモステ
大好きです、この物語。
漱石の『坊ちゃん』は、昔読んだような読まないような、話をあまり覚えていないのですが、この柳広司さんのミステリーは、とても面白い。読んでいて、とても楽しかった。特に... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: チョビ
もう一度『坊ちゃん』が読みたくなる
『坊ちゃん』の単なる後日談ではなく、殺人事件の謎解きをしながら、『坊ちゃん』の各エピソードの真相がわかるし、そちらの方が説得力があるという何重にも読者を楽しませる... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: adong
名作が名作を呼ぶ!
これは面白い!
現役教師からのお勧めで読んだ「虎と月」の爽やかさ、解釈の面白さに加え... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: すみれ
目を瞠る鮮やかさ
とても良くできたパスティーシュです。
「坊ちゃん」の中の何気ない一言に思わぬ角度から光を当てて新たな解釈を与えます。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 汲平
思想性の高い優れたミステリ
夏目漱石を主人公にした『吾輩はシャーロック・ホームズである』の次に、彼の書いた坊っちゃんを題材にした作品を読んだ。刊行順としてはこちらの方が先で、処女作である。<... 続きを読む
投稿日: 2009/7/20 投稿者: hamachobi
思いもかけない
 2001年に朝日新聞社から出た単行本の文庫化。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/15 投稿者: 志村真幸
贋作『坊っちゃん』殺人事件
夏目漱石のおなじみの小説坊ちゃんの文体と登場人物もさながらのミステリー仕立てです。主人公坊ちゃんの気質もひょうひょうとしていて笑えます!山嵐、赤シャツ、野だ続きを読む
投稿日: 2001/11/4 投稿者: kazzchch
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